えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

ゆうべの鍋の胸肉のこと

2017-04-12 22:23:38 | おいしかったものうまかったもの
地政学上のリスクとかなんやかんやで寄り付きから窓を開けて下げた日経平均。ジワジワ下げてきた板は後場寄り付きさらに一段の下げ。下げのスピードに一段と拍車がかかったところで日経平均の当面の下限と見た18500円もあっさり割り込んで、とりあえずポジションを閉じておきたくなったわたくし。でも、まてまて あんたの投げたそこが底、と相場格言を呪文のように呟いて気を取り直した えいちあーる亭 亭主。幸い手持ち銘柄は直近安値の手前で踏ん張ってその後、戻りに転じて逆三尊を期待させる大引けのチャートとなりました。

でも、銘柄によってはそのまま新安値をつけに逝った板もその数を知らず、ツイッターには退場とか電車が止まるとか地獄絵図の亡者が地獄の釜に放り込まれる絵巻の横に本日の東京市場、とコメントがついてみたり。ちよっと悲鳴が聞こえたような気がしたわたくし。

白菜も小ぶりになったりスカスカになったりと鍋の季節の終わりを告げる春の訪れ。先日買ったトリさんが痛んでも困るのでゆうべは鳥鍋の我が家。スーパーへ行ったときにいつものもも肉がなくて代わりに色あざやかでむっちりした胸肉が、鶏肉のくくりで買ってきた えいちあーる亭 亭主。肉をさばいた時も腰があってつやつやでいい鍋になる。と思っていたのにやっぱり胸肉は胸肉ささみのような繊維質で出汁も出ないような味気なさにこりゃ失敗した、二度と買うもんじゃねぇ と思ったわけで

一夜明けて夕飯は昨日の鍋の残り汁に味噌とうどんを入れてと思ったわたくし。やはりおいしくなかったのかいくつか残った鶏肉が中にいてはうどんが浮いてしまって出汁につからないのでとりあえずひと煮立ちさせてお皿に取り分けて味噌やうどんの煮込みにかかった えいちあーる亭 亭主。つまみ食いよろしく胸肉を口に放り込んで驚いた。昨日カスカスだったお肉の中からうまみが噴出してきて昨日の肉はなんだったの?と思ったわたくし。お肉を箸で割って出汁の中の白菜やシイタケと絡めて食べればまたまた上品なお味で。

一晩鍋の中でうまみやら出汁やらをちゅうちゅう吸って取り込んで本来の鶏肉以上の味わいになったわけで。熟成といってはみたもののたった一晩でこれだけうまみを増すことができる。おかれた立場立ち位置は違えどもその場に応じて自分に吸収できるものすべきものがきっとあったはずで、相場のこと暮らしのこと無駄に年を重ねることのないようにあらためてぎゅっと目を凝らして生きていこうと思えた昨夜の鍋の胸肉のこと。。。
コメント
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坂崎幸之助商店