街の中心部を流れる水門川のほとりの桜が日増しに勢いを増している とのささやきに今日の下げの不透明さを忘れるもよし、と思った えいちあーる亭 亭主。公園の自噴水から流れ出て水面に降り注ぐ噴水の面を眺めながらどこの境目で水が左右に分かれていくのか、そんな事まで決めているのが神様だったならいやだなあ と思った わたくし。
いつも、食事の後、散歩に出ていく娘が桜の見頃を迎えて散歩道に人通りが多くなった との声に逝ってみようかと思い腰を動かした えいちあーる亭 亭主
まだまだ4分5分咲きの花は、それなりに春を迎える花咲か爺さんのようで カメラを抱えた老人の数がいくつもいくつも
こころのカメラで捉えた画像しか、今わの際にまで持って逝ける画像はないんじゃないかなぁ と、心の奥でつぶやいてみるわたくし
冬の間には真っ暗だった散歩道も日が長くなって 冬の夜にはさんざめいていた各家の窓も たそがれの中、誰もが皆あるべきところへ帰ってゆく夕暮れの風景 遠藤周策「沈黙」より そうか、わたくしの思った黄昏の風景はこんなところにあったのかもとも思えた早春の夕べ
そうこうするうちに日は落ちて夕食がてらどこかの居酒屋へ と 夜の虫が顔を出した えいちあーる亭 亭主
駅前から少し外れた、いつも戸口から灯りの漏れるちんまりした風情が気になっていた焼肉屋へ突撃する わたくし。
焼肉屋の亭主「焼肉屋ですけどよろしいですか?」あんた、何屋さんをやってるつもりなの?と聞いて見たかったわたくし。わたくし達、親子がよほど怪しげに見えたのかも いつもの散歩の途中に気になっていたので来てみたんですよ。
タレを使わずに肉そのものの味を塩と一味で提供する潔さ と初めて口にする焼酎「惡」すっきりしたのど越しの良さに加えて後味のあまさが 甘いと書いては語れない深みを語るわけで。 娘に これ美味しい! と、一口飲ませてみれば「うん あまい」と、そんだけ味覚がしっかりしてるならなんで作ってくれる飯があと少し火が通ってないかなあとか、思った えいちあーる亭 亭主
最近の流行りなのか、ネコ番組がモニターに映る中。うちのネコがひざに乗ってるときお腹をなでた時に なんでかしらんいつかさわったような気がするんやけど何やろ? と語る娘に それはなぁ きっと お母さんの脇腹に触ったのと同じ感じ と、酔った挙句にそうつぶやいたわたくしに 「そうかぁ、それでなんやな」
いつも、食事の後、散歩に出ていく娘が桜の見頃を迎えて散歩道に人通りが多くなった との声に逝ってみようかと思い腰を動かした えいちあーる亭 亭主
まだまだ4分5分咲きの花は、それなりに春を迎える花咲か爺さんのようで カメラを抱えた老人の数がいくつもいくつも
こころのカメラで捉えた画像しか、今わの際にまで持って逝ける画像はないんじゃないかなぁ と、心の奥でつぶやいてみるわたくし
冬の間には真っ暗だった散歩道も日が長くなって 冬の夜にはさんざめいていた各家の窓も たそがれの中、誰もが皆あるべきところへ帰ってゆく夕暮れの風景 遠藤周策「沈黙」より そうか、わたくしの思った黄昏の風景はこんなところにあったのかもとも思えた早春の夕べ
そうこうするうちに日は落ちて夕食がてらどこかの居酒屋へ と 夜の虫が顔を出した えいちあーる亭 亭主
駅前から少し外れた、いつも戸口から灯りの漏れるちんまりした風情が気になっていた焼肉屋へ突撃する わたくし。
焼肉屋の亭主「焼肉屋ですけどよろしいですか?」あんた、何屋さんをやってるつもりなの?と聞いて見たかったわたくし。わたくし達、親子がよほど怪しげに見えたのかも いつもの散歩の途中に気になっていたので来てみたんですよ。
タレを使わずに肉そのものの味を塩と一味で提供する潔さ と初めて口にする焼酎「惡」すっきりしたのど越しの良さに加えて後味のあまさが 甘いと書いては語れない深みを語るわけで。 娘に これ美味しい! と、一口飲ませてみれば「うん あまい」と、そんだけ味覚がしっかりしてるならなんで作ってくれる飯があと少し火が通ってないかなあとか、思った えいちあーる亭 亭主
最近の流行りなのか、ネコ番組がモニターに映る中。うちのネコがひざに乗ってるときお腹をなでた時に なんでかしらんいつかさわったような気がするんやけど何やろ? と語る娘に それはなぁ きっと お母さんの脇腹に触ったのと同じ感じ と、酔った挙句にそうつぶやいたわたくしに 「そうかぁ、それでなんやな」