えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

相場の作法

2009-09-30 18:42:56 | 株のお話

昨日反発を期待して買いに入った8316三井住友FGは寄り付き窓を開けて上昇
亀井氏のモラトリアムに関わる方針変換に反応。(最初からそう言っていれば泣かずにすんだ人も多かろうに)
あわよくば下落の途中にあいた窓埋めに向かうかも、との期待ももろくも外れて寄り付きから2テイック上が高値
後は終日30円程度の値幅でのもみあい。月曜日の寄り付きが安かったから週足では陽線だけれど下髭もないし

そうこうするうちにアメリカの地方銀行の破綻がすでに昨年の3倍で
日本で言う預金保険機構のような、破綻した銀行の預金を補償する公的金融機関の準備金が底をついて
2012年までの保険料の前倒し納付を各行に依頼した。という今朝聞いたニュースが頭をかすめる


チェックしてみてもノーテンキなNYは消費者信頼感指数の下げに反応しただけで金融株の下げは目立ったこともなくて

あちらの地方銀行の規模がどれだけのものかは知らないけれどおそらくボディブローのように効いてくるはず、
日本のように膨大な個人資産を人質にした国家の赤字と違ってバックアップのないアメリカの赤字の規模の拡大は危険。
いずれ来るべきものが来る。と思っている えいちあーる亭 亭主 これもひとつのシグナルのようにも思えて

「利があれば売るべし」「利食い千人力」とふるいふるい相場格言を唱えつつ手仕舞い

最初のシナリオどおり週足の陽線を見た2本目から入っても遅くはない。
ロットが中途半端で日計り商いになったけれど、この2%は週明け延長戦で突っ込むとしたら気持ちの余裕をくれるはず
なんとも難しくなってきた相場にはそれにあった作法で切り抜けるしかない。つかまることを何より恐れるべし


今朝のニュースに気持ちがどこかで引っかかったわたくし 吉と出るやら凶と出るやら・・・

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舞い上がる人 沈む国

2009-09-29 13:55:10 | 航海日誌

シルバーウィーク中にも仕掛けに来ると思っていた為替ディーラーの遅ればせながら
一週間遅れの円安に、昨日大きく窓を開けて急落した日経平均もNYの上げに助けられて下げ一服の模様


株主なんぞ自分の財布
としか思っていないであろう国内最大手の証券会社、野村證券の今年二度目の大規模公募増資や
亀井金融大臣のモラトリアム?発言で暴落し続けた金融株、さすがにようやくの下げ止まりの雰囲気を見て
週足の陽線を確認して突入のシナリオの えいちあーる亭 亭主であったがここまで下げればどうよ とばかり
勇み足気味に買いを入れてみる 幸あれ


今朝の新聞を見れば円安容認と受け取られた藤井財務大臣のいいまわし
借金返済の猶予制度の創設といった亀井金融大臣等の発言に金融市場の混乱は人災とのコメントも

FRBのバーナンキ議長について語られる「市場との対話」というのはこういうことをいうんだなぁと
あらためて納得した感のあるわたくし。今朝の寄り付きの外資系証券は引き続き大幅売り越しとのこと
あちこちでアドバルーンは上がるものの具体的な施策がいっこうに見えてこない民主党政権にいらだったのか
円安も手伝って外資の利確あるいはポジション調整が始まったと見るべき

そんななかオリンピック誘致に鳩山総理が出席
まぁ、オバマ大統領も動くことだから今が旬の鳩山総理も売り出しのチャンスとは思うけれど
オリンピック開催には時の勢い、国の熱気といったものがなければ成功するはずもないと思うわたくし
TVで東京オリンピック開催の頃の映像を見るたび明日に希望が持てることのすばらしさを思い出してみる
日出る国の力というものがあの時代には確かにあった。昨日のバロンズには日没する国 日本の記事が
少子化による人口減少に対する対策の遅れとその困難さが主旨とか・・・


そんなわけでここはどう考えても勢いのある南米ブラジル、リオデジャネイロに軍配を上げたい

ていうか、本音を言うなら石原都知事なんぞに死んでも花を持たせたくないと思うわたくし
石原一族がだいっきらいな えいちあーる亭 亭主でした

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あんたバカァ?

2009-09-24 20:55:40 | 航海日誌
シルバーウィークも無事終了
こうした連休明けには市場に参加できなくてうずうずしていた株ジャンキーの怒涛の買いが・・・
国策に売り無しというもののピークを過ぎた環境関連銘柄の上げの頭を叩きに行くシナリオで迎えた本日
売りが早すぎて踏まれかけたけれど逆指値の75日線に届かず下落する板に感謝して、
後場寄りおこづかいを貰いに逝った えいちあーる亭 亭主 (あぶなくてオーバーナイトはムリ)

そんななか9205日本航空、本日15%も下げた板を眺めながら、外資の資本導入騒ぎでもなお上げた株。
政府がバックについた株にカラ売りを仕掛けるという破天荒なマネも出来ず。今日は勇者のための相場とあきらめたわたくし
さしもの空の国鉄もさすがに年貢の納め時らしく この国の制度疲労はもうこんなところまで・・・

そう言えば、わたくしが生まれた頃に計画されたダム計画の進退で進退に窮しつつある前原国土交通大臣
かってのホリエモンのメール事件でも感じたことだけれど、この人、着地点までのシナリオも立てていないのに物を言う癖がある
まず前原氏には「あんたバカァ?」という有名なセリフを奉るとして、こうした利権の絡む事案への対処に
備えもなしに乗り込むのは無謀というしかない

賛成と反対の勢力があれば、カネが絡む側の声が大きくなるのは理の当然なわけで
100人の集団をまとめるにはその中の51人の賛成を、さらにその半分の26人を抑えることが出来れば
それは100人の意見に 多数決で良案をつぶす構図が一丁上がり

マニュフェストに上げるまでに検討したダム建設継続と撤退のシュミレーションを国民に十分告知して
世論を味方につけてから現地に乗り込むべきだったのに、(誰かに仕込まれたのかな)

早くもマスコミ側からは計画撤退の際の賠償や補償の見積もりを流しはじめて賛成派に塩を送る。
なにせ計画差し止めの第一歩としての事案をつぶせば全国のダム事業計画も安泰。あわよくば、そうこうするうちに
民主党に幻滅した参院選挙でまたねじれて自民党復権のシナリオも。総裁選挙でもバリバリ派閥の理論で回ってるし、
こういった工作はお手のものだろうし 細川さんみたいに嵌められなきゃいいけれど・・・
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逃げちゃだめだ 逃げちゃだめだ

2009-09-10 23:48:37 | 航海日誌

早朝の経済番組でPB商品の取材の中で1本19円のカンコーラが・・・

いつの頃からか価格破壊という言葉が独り歩きして
だれもが価値の本質を見極める目もこころも失った、めしいた者の星になったんだなぁと感じたわたくし

安かろう悪かろう、の時代を経て安くていいものの時代へ
安いとはいえ、そこに関わる人の想いや努力といったものを評価する価格であったように思える えいちあーる亭 亭主


そうこうするうちに、評価の対象は価格そのものへの薄っぺらな判断へ変化した模様で
モノには相場というものがあって、資本論で言う需要と供給。しかし、需要が壊れたのか供給が過剰になったのか
売れることを願う低価格という企業の媚びに対して消費する側も価格だけを基準にして判断し始めたスパイラル

冒頭で紹介したカンコーラを例にとってもアルミ缶やコーラ材料、さらにいうなら飲料である以上水も高くつく
その商品が形を成すのにどの程度の費用がかかっているのか、トウシロといえども想像はつくはず

結局、己の作る商品に自信が持てない企業トップと、その不安につけこんだゲスな消費者の傲慢
モノの価値を見下すことで結局自分の首を絞めたのが腐れ外道コイズミ以降に顕著なのこの星の人々

己の作り出したものに対して己が評価した価格を提示する
価値を見誤ることのない企業トップの心根からしかこの国を正すことが出来ないように思えてきたわたくし
人生の価値は見間違いではすまないわけで      


価値を見極めることから   逃げちゃだめだ 逃げちゃだめだ(笑)

コメント (2)
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坂崎幸之助商店