えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

三空  さて

2014-02-12 14:17:53 | 株のお話
悲喜こもごもの大手企業の決算シーズンも過ぎ去り個人好みの銘柄の決算発表へとの回り舞台、皆様いかがお過ごしでしょうか。週末の米国雇用統計にダメだこりゃと思ったわたくしを尻目にあろうことか週明けも大幅高のNY。ニュースのいいとこ取りだけで持ち上げた相場は要注意、早ければ火曜日にも反動が出るかもと思ったわたくしに付け入るスキなどあろうはずもなくさらに高値引けのNYを受けて本日三空踏み上げのチャートをつける日経平均。

「三空踏み上げとは、酒田五法の1つで、上げの三空です。   上げ途中で窓が3つ続けて出たものを指します。窓があくというのはそれだけ強気ということです。 なんらかの買い材料によって新規の買いがたくさん入ったことを表しますが、 この窓が続けて何個も出るようでは注意が必要。 良い買い材料が続けて出たのではなく、2個目、3個目の窓は最初の窓を見て買いに回った出遅れ買い勢力の影響で、 実際は株価が充分に高くなっており、 最初の買い勢力が利ざや目的に売りに回るなど、 反転して強い売り勢力が現れる可能性も高まっています。 三空踏み上げが出たら天井になる可能性を考慮しましょう。」株式用語辞典より

おりしも本日発表の景気ウオッチャー調査はアベチャン就任以来はじめて50を割り込んで4月からの消費増税を読み込み始めたようで、米国経済も専門家によれば雪のせいだけではない経済指標の悪化が報告されていたり。なにより悪材料にはひたすら目をつむって いいように解釈できる材料だけを囃して上げて行く そんな相場のしっぺ返しが怖いチキンな えいちあーる亭 亭主。

先月のダボス会議であの有名なジョージ・ソロス氏がアベチャンと会見したその翌日から円は101円台まで急騰、日経平均は同じく23日から下は1500円を超える暴落に見舞われた。昨年初冬あたりからアベノミクスの成長戦略がまったく見えなくなったことでいまやアベチャンは改革者どころか東アジアの地政学的リスクを高める危険人物と海外市場筋は評価しているらしくて。フリが長くなったけれどこのところの日本を標的にしたヘッジファンドの売り仕掛けの御本尊はあのジョージ・ソロスだ。といったうわさもチラつくアベ・ソロス会見の舞台裏。  ベベンベン 長竿の名調子の響く中、ソロスがアベちゃんに見たものは。。。 家政婦は見たくらいのオチであったなら人死にが出そうな程の下げにはならなかったろうに

経済不安は世情不安につながり太平洋戦争前の雰囲気に似ているとの指摘もある中、経済を無視して憲法改正しか眼中になさそうなアベチャンを見ていると、このタイミングで示現した三空は時代のターニングポイントにも思えるわたくし。すでに貿易黒字は3年連続で縮小。原発が止まって燃料の輸入が増えた、再稼動しさえすればと呪文のように唱える原発再稼動派。円安で輸出が増えるはすでに過去の話。スマホに代表される電機製品を見れば一目瞭然、この国の産業はすでに売れる商品を作り出せなくなっていたという現実にサラリーマン社長どもは何に投資していいのかわからなくて黒田日銀のばら撒いた資金は滞ったまま。産業構造を揺るがすほどの構造改革こそがアベノミクスの名にふさわしいわけで。たまたま円安にくっついてきた株高を自分の手柄、自分の支持率と勘違いしているんじゃねぇのとも思えるアベチャン。

支持率が下がってきたときオリンピック招致で言い放った「フクシマはコントロールできている」を引き合いに出すまでもなく 相手の目を見ながら平然と嘘のつける人物だということだけは忘れてはならないと思うわたくし。 日銀に黒田総裁を迎えただけでアベチャンはまだなんにもしちゃいない。アベノミクスのペテンの要素をそこに強く感じてならない えいちあーる亭 亭主でした。
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カブキモノ 暫く

2014-02-10 11:44:35 | 航海日誌
本日も早朝の経済番組を眺めながら新聞に目を走らせる えいちあーる亭 亭主。そうこうするうちにTV画面はスポーツコーナーに移って今度ヤンキースに入団することになって離日する田中投手のニュースに。特別通路であろう階段を下りてくる田中投手夫妻が一瞬写ったあとゲートに向かう田中投手や関係者を囲んで移動する記者を撮った後パンする絵には降りてきた階段の途中でひとり止まって田中投手を見送る夫人の姿が。。。

聞いた話では確か夫人も現役のタレントのはず、顔を売るチャンスをなぜ?と一瞬思ったけれどそこに写った夫人の顔はまっすぐ亭主の田中投手を見送っていて。惚れた男の晴れ姿を見送る妻の表情が見えたような気がして「武家の妻」というか身をわきまえたいいカミサンを手に入れたなと思ったわたくし。

惚れた男の晴れ姿 あいつに見せてやれたことあったかな?なかったかな? そんなことをふと思いながら番組内でのチャーター機で米国へのフレーズが気になって前場終了後ニュースをググって見ればヤンキースが用意したものではなく田中投手の自費調達。思い上がりとひがむ向きもあろうがカネの使い方をわきまえていると感じた田中投手夫妻の離日の一コマ。才能と器量とそれを支える鼎まで手にしての米国への出立。上を目指して欲しいと素直に思えた朝のことでした。
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BY MY アベノミクス  ペテン?

2014-02-03 16:32:00 | 株のお話
大発会の急落を見てポジションはとにかく短期にと、日計りに近いトレードを心がけてきたわたくし。前日上げた銘柄の中からいきなり吹き上がった銘柄を避けて底打ちの初動に思えた板に3日ほど付き合う戦略でこまめにかっぱいで来た えいちあーる亭 亭主。最後の7974ニンテンドーとの戦いに血道をあげてきたわたくし7203トヨタ株の暴落に目が届かず。運よくかっぱいで直近高値をつけた後じりじり下げてくる板の次の買い場を探していたら、いずれの板も直近安値を更新する事態を目にして相場の転換点にようやく気がついたわけで あぶないあぶない。。

先月末からあれよあれよと見ている間に1300円の日経平均の下げ。よもや1万4千円割れがあるとは思わなかったけれど本日後場寄り付きの下げに大台を一瞬とはいえ割り込んだ板にまだ今月になって何も出来ない口惜しさもあって、今日の大引けには必ず手仕舞い。買値をわずかでも割り込んだら売りの逆指値を仕掛るシナリオで文字通りの日計りに走るわたくし。

5分足が前の足を下抜けたらウリとばかり2時頃までの息詰まる戦い。ロットが小さくてお小遣い程度とはいえ修羅場で抜いた経験はきっと今年の勝ち癖につながると背もたれに身を預けた えいちあーる亭 亭主。

日経新聞では異次元の金融緩和以来70兆円ほどに膨らんだ資金供給量にも関わらず市場に出回っているお札の枚数はずっと横ばい。結局、国債と日銀の当座預金がその分ふくらんだわけで。アベノミクスはFRBの2番煎じながらようやく資金供給量を拡大、返す刀で規制改革に手をつけることで新たな産業への資金需要を作り出す2本柱で機能するもの。

スカポン白川の後を次いだ黒田日銀がヘリコプターでカネを撒くと宣言してくれて、今度は岩盤規制改革だとみんなが期待したところへアベチャンのツラがあらぬ方向を向いていることが判ってきた冬の初め、おそらく外資は売り抜けるために年末まで日経平均を焚きつけて年が明けたら強烈な処分売りと空売りも入り乱れての1月相場。折りしもNISA口座開設で株未経験の一般市民をNISAニーサと買い煽って梯子をはずす極悪ぶり。

憲法改正、宿敵 半島、大陸打倒と力むのもいいけれど消費税で3%もの可処分所得が消える4月へ向けて経済的支援の十分な説明もなしに 悔し紛れの靖国参拝 と 口を開けば憲法改正。ここまできてはもともと国際的に信用のない日本政府のアベノミクスに漂うペテンの臭いに外国人もいやでも気づくわけで。

辰巳天井 馬尻下がりの相場格言通りになりそうな今日この頃 アベノミクスをペテンで終わらせたくなかったら消費税UPを撤回するほどの覚悟が必要に思えてきた節分の風は 風雲急を告げているわけで

風瀟々として易水寒し 市民投資家ひとたび去りて、復び還らず    壮士と投資家ではコレほど違いが・・・・
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坂崎幸之助商店