えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

保護猫 譲渡会

2022-07-29 18:33:46 | 蓄積したもの 降り積もったもの
娘が8月に保護猫 譲渡会があるらしい といいつつ あの子は自分で我が家にやってきたんだねと、と
その時思ったのは もらってきて がっかりだったらなんとしょう。。。

神様なんぞいない そう思ってきた わたくしでも、家内の死をめぐる不思議な出来事に もし、来世というものがあつたならなんとしょう

(再婚する気はないの?) たまたま フォローで回ったお客さんに 退職直前そういわれた問いに 
他の誰かを好きになったとして 命の終わりに どちらかを選べ と言われたら僕は選べない・・・・

なぜか、あの日の午後 問われた庭の風情も空の明るさも自分の決意もいまだ覚えている





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物買ってくる 自分買ってくる

2021-06-11 22:51:45 | 蓄積したもの 降り積もったもの
いつか雑誌で見た 河井寛次郎の言葉  陶芸家として表現手段があるのになんと贅沢な、 と 思ったのがこの言葉との出会い

断捨離とかの言葉に誘われるわけでもなく物置の棚から 使えるモノ 使えないモノを意識して選び出したところからこの言葉を意識し始めた。

今の自分に何が必要か?

その途中で気づいたことがある。欲しいと思ったものはすでに自分が持っていた。自分の素直な欲望のセンスにわたくし自身が驚いた。

昔の店の雰囲気を残す高い天井に張り付いたシーリングライトの一つは古めかしいホーローの笠の付いたペンダントに
使えなかったサイドボードの上に棚を乗せたらコーヒーやお茶の器が形よく収まって。一事が万事、ここをこうしたら、その答えはすでに自分の中にあったわけで

物買ってくる 自分買ってくる

最近の買い物はおおこがましいようだが 衣服にしても道具にしてもこれ  ♪いいんじゃねぇ 以前より選択が早くて確実。

自分に足りないものを見つけて身にまとう  物買ってくる 自分買ってくる  今のわたくしはこの程度の人間であっていいのではないかと。。。
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カメムシ

2021-03-23 17:00:15 | 蓄積したもの 降り積もったもの
どうにも思い通りに動かない板に、気分転換っと庭に出てみた わたくし
勝手口の庭石を降りたところでいつもの葉っぱとは違う色に目をとめた。 肌色に近い茶色 
見覚えのない落とし物に興味を引かれた えいちあーる亭 亭主

よくよく見ればそれは ひっくり返った虫 、夏のセミと同じく ひっくり返って足を縮めているわけで
ただ、そのサイズ感に見覚えがあるわたくし

昨日、洗濯機の横の隔壁の角に止まっていて、がんを飛ばしてきた。 というか、ナニコレ?と思うほどの気配を飛ばしてきた虫
肩の張ったたたずまいに ああカメムシだね と、思ったけれどちょっと大きめかなと思ったわたくしは その場を離れた

こうして命を終えた姿に再び出会ったことで あの出会いともいえる視線を再び思い出した えいちあーる亭 亭主

成虫にまでなれて 誰かさんの記憶にも残る  虫としてはずいぶん幸せだったんじゃねぇの?

物思いにふけった午後、暇そうに見えたわたくしの膝に乗って 寝息を立てる我が家のネコ
幸せの行方なんぞを 考えてみる えいちあーる亭 亭主





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真昼の夜の夢

2020-06-13 13:06:46 | 蓄積したもの 降り積もったもの
梅雨入り 長く伸びたトタン屋根のひさしにたたきつける雨音 日差しがなくて薄暗い台所で作る昼食はラーメン
いつもなら書斎へ持っていくのに、最近は作業台と化した食卓で食べるのも姿勢が良くなっていいかも、と 食べ始めたラーメン

ああ、あれも食べたかったんだよな

ラーメンを口に運びながら思い出したのは きしめん
フィルムを見るように頭に流れてきたのは名古屋駅の下り線のホームの端にある囲いのない屋台のような風情のうどん屋
あたりはもう暗くなっていてどんぶりの熱さが心地いいほど寒くて、湯気に舞う鰹節、甘辛い油揚げからあふれてくるうまみ

台所の薄暗さに気がついてライトをつけに動いて気がついた。
あの寒さ、どんぶりの熱さ、そしてあのホームの暗さ 全部体が覚えている でもあれはいつのことだったんだろう
本社へ会議なんかで出かけたころは全部車だった。

ホームで冷たい風に押されながらホームの端のきしめん屋を目指して歩いていく夜のとばりが降りた街の背景にも見覚えがあって
そこでもわたくしは一人だった
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坂崎幸之助商店