20世紀 ある意味ニッポンのセイフティネットとして機能してきた
建設業界の凋落を見る思いでNHKナビゲーションを見た えいちあーる亭 亭主
亡くなった義父がゼネコンの張本人だったこともあって談合の是々非々を語った日々が思い出される
- 条件が同じ現場はひとつとしてない -
- 受けたからには社名のために損してでもやる -
ボンクラな公務員の大雑把な見積もりに合わせて工事価格が決まる
地盤の強弱、傾斜、搬送等、実にさまざまなファクターの読みはさすが民間、誰の工事が儲かって
誰の工事の採算が合わないかを関係者それぞれが確実に了解していた時代
会社の名前、自分のプライドのために、ここの工事を受けた責任、採算はどうあろうと請けた仕事は仕上げる
そんな男気に報いる調整役(談合担当者)が各社にいて損を覚悟で公共工事を請けることも多かったとの話
結局、公務員の無能を調整しつつ各社の利益と作業品質を維持できる体制がよかれあしかれの談合であった時代
知り合いの土建業者はエリア以外からとんでもない安値で仕事を拾っていく業者がふえていくなか
あいつらまともに仕事しているのかと懸念していたのはもう5年も前になるのか。カネに気を取られたあまり
ごまかしや不正がまかり通るこの時代
せめて解説者として出席した大学助教授の談合への回顧と理解をにじませるコメントにこころふるわせるわたくし
値段だけで価値を判断したがるこの時代への警鐘として、義理人情にまみれたあの時代の価値を忘れまい、と願う
えいちあーる亭 亭主 でした
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>エリア以外からとんでもない安値で仕事を拾っていく業者
については、身に染みています。
東京や大阪からも営業マンが個人宅に回ってくるんですよね。
こんな値段で本当に出来るの?と疑問をもつ業者も少なくないです。
ましてや、そういった会社からの仕事は、
そこから更に安い値段で工事をするハメになり、
主人は何回か、「こんな金額で出来るか!」と断ったこともあります。
そのうえ最近は、こんな風に家を回る営業マンも派遣だったりして、信用なりません。
かつての談合と義理人情はわからないけれど、
少なくとも受けた仕事にプライドを持って取り組みたいですね。
リフォーム詐欺をまず頭に浮かべるわたくしは
彼らの天敵でもあるわけで
個人の家は建ててくれた大工さんか知り合いの業者さん以外には
さわって欲しくないと思うんだけど
どんな仕事をする人かも分らないのに
安いから依頼するヒトってなに考えてるんでしょうねぇ