今日から国会論戦、「受け止める」以外の言葉を、島岡美延です。先日の日曜日、新人6人(うち女性2人)が争った品川区長選挙は誰も法定得票数に届かず再選挙へ。旅行先で見た河津町議会選挙候補者は全員男性(40~70代)、投票率65%超。
さて、保守王国・石川県では? 映画『裸のムラ(8日公開)』をご紹介します。富山市議会の不正に迫った『はりぼて』の五百旗頭幸男監督が、石川テレビに移って制作した番組から生まれた本作。石川県知事選、コロナ禍の市井の生活者を追いかけました。
現職最長7期27年目の谷本正憲知事の発言、周囲の忖度を映すカメラ。8選出馬かと思いきや、知事の選対本部長だった衆議院議員・馳浩が出馬宣言。彼は22年前も知事選も「新時代」を掲げて当選。さらに森喜朗元首相の数々の失言記録。ムスリムの女性と結婚した日本人男性、自由に見えるバンライファ―は・・・。
誰もこの国の「ムラ」の住人。半分いるはずの女性は? どう、この社会。
ところで、お隣の東伊豆町は、3回連続無投票で終わっています。前回、小生の知人が立候補しようとしたところ、選挙戦になるのを避けるべく、あれやこれやで現職たちが、ネガティブキャンペーンを張り、立候補を断念させたという。
ところが、選挙戦にならないことを地元民は高く評価しているという…なんとも呆れかえるような実状に悲しくなる小生です。
河津町は前回72%超え、これは日本中の選挙についてまとめているサイトを参考にしています♪ 毎週どこかで選挙があり、無投票もけっこうあるのでしょうね・・・。
それにしても「無投票こそ評価」って驚き。人口数千人、誰が投票したかわかると生活に支障が出る、のでしょうか。
でも圧倒的にそういう選挙が行われている国であることを映画『香川1区』などが教えてくれます。