香港の漁村で、幻想の世界

今日未明、出入国管理法の改正案が成立、島岡美延です。
奇しくも12月8日という、1941年、“国民置き去りで日本の最大の悲劇”に突入した日付に変わってから。
平成終盤の国会って“国民置き去りの別世界”という記憶しか残らないかも…。
こちらの別世界は、美しくて知られざる場所。
映画『宵闇真珠（15日公開）』をご紹介します。
90年代の香港映画『恋する惑星』『ブエノスアイレス』から20年以上、世界的撮影監督として活躍してきたクリストファー・ドイルが、共同監督で幻想的な世界観を形にしました。
香港最後の漁村、幼少時から日光にあたると病気になって死んでしまうと言われ、透き通るような白い肌の持ち主の少女がいた。
村人から“幽霊”と呼ばれている少女にとって、日没後、お気に入りの場所で肌を露出して音楽を楽しむことが唯一の癒しの時間。
どこからか現れた異邦人の男（オダギリジョー）と出会い、自身のルーツに触れていく…。
“光”を映し出す、C・ドイル監督の美しき耽美の世界をどうぞ。