浄土庭園の紅葉と銀杏と青空が水面に、島岡美延です。
今年は一泊旅行の機会ないまま師走。日帰りで“初訪問”の神奈川県立金沢文庫へ。『特別展 密教相称ー称名寺長老の法脈ー』(~1月23日)を見てきました。鎌倉時代に北条実時が作った武家の文庫。称名寺境内から隣接する敷地に移され、中世歴史博物館となっています。
境内の池の赤い太鼓橋が修理中で渡れず、やや残念。でも広い空のもと、ゆったり旅気分。
2016年に2万点を超える「称名寺聖教・金沢文庫文書」が新たに国宝に指定され、今回の展示も国宝ばかり。あらためて700年前の「紙と墨の確かさ」に驚きます。今から何百年かたった時代の人々は、何をガラスケースの中に見るだろう、とふと想像。
1922年に国の史跡に指定された称名寺。来年は指定100年、横浜市歴史博物館では今日から企画展。鎌倉や箱根に比べてひっそりとしているけど、コロナ禍こその再発見かも。
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