オーガニックな映画

地震が頻発、島岡美延です。
地球の時間を考えれば、大震災は「ついこの間のこと」なのでしょう。
被災地の漁師たちは、災害の原因が海であってもその恵みを心から愛しているよう。私たちはそれを「パック詰め」の状態で手にします。
農作物はどうかしら。オーガニック・シネマと銘打った『種まく旅人　みのりの茶（17日公開）』をご紹介します。
アパレルで働くみのり（田中麗奈）は、デザインが外注になるならと会社を辞める。父のコネだったこともショックで、農園カフェを営む友人に会いに大分へ。近くの祖父・修造（柄本明）の家にも顔を出す。
そこで出会った金ちゃん（陣内孝則）は、祖父の有機農法を手伝いに来た気のいい風来坊。修造が心臓発作で倒れ、ようやく収穫の年までこぎつけた茶畑と向き合うことになるみのり。的確なアドバイスをくれる金ちゃんの正体とは・・・。
お茶、急須で入れていますか？　どうやってそれが作られたか知っていますか？
主演の2人は九州出身。臼杵市出身の塩屋俊監督による「かっこいい農家」の映画です。