４３歳、トウシューズを脱ぐ

野球界で印象的な引退がいくつかあったこの秋ですが、バレエ界の引退のニュースに、少し寂しい思いをしています、島岡美延です。草刈民代さんが、来年四月の自らのプロデュース公演「エスプリ～ローラン・プティの世界」を最後に、トウシューズを脱ぐことを明らかにしました。
思えば、今年１月、彼女が「最後の全幕出演『白鳥の湖』」と銘打たれた舞台で、情感あふれる踊りを見せてもらいました。来年１月には同じレニングラード国立バレエ団の「ジゼル」にゲスト出演することが決まっていますが、それも「古典バレエ最後の出演」とされていました。そうして少しずつ、草刈民代のトウシューズ姿が、まもなく見られなくなるのかも、と予感のようなものはありましたが、あと半年ほどで、ピリオドなんて・・・。
バレエ引退後は女優の道へ、とのこと。夫の周防正行監督と映画の世界で再びコラボレーションなのでしょうね。でもその前に「ジゼル」を見なくては！