パリ・オペラ座、異端児の新作

真冬の空気で快晴、島岡美延です。
パリはどんな感じ？
映画『ミルピエ～パリ・オペラ座に挑んだ男～（23日公開)』をご紹介します。
世界最高峰のバレエの殿堂“パリ・オペラ座”で20年近く芸術監督を務めたブリジット・ルフェーブルの退任後、史上最年少で芸術監督に大抜擢されたのは、オペラ座出身ではない、バンジャマン・ミルピエ。
映画『ブラック・スワン』の振付師であり、女優ナタリー・ポートマンの夫…、といったほうがわかりやすい？
彼の新作『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』完成までの40日間に密着。
オペラ座の有名な“階級制度”を否定することから始めるミルピエ。
エトワールではない若手ダンサーからメンバーを選抜し、長い歴史の中で初めて黒人ハーフダンサーを主役に抜擢。
周囲との軋轢、ダンサーの怪我、劇場のスト、衣装の不具合…、本当に初日の幕は開く？
バレエのドキュメンタリーとしては、観たことのないスリリングさ。
すべては最高の舞台のために…、ミルピエが駆け抜けた証をぜひ。