この世とあの世が最も近づく日、彼岸中日。

祝日を定めた法律によると、今日、秋分の日は「祖先をうやまい、亡き人をしのぶ日」だ。昼と夜がほぼ同じ時間になる。昼はこの世を、夜をあの世の象徴と考えれば、そのバランスが取れる不思議な日だ。まるで惑星直列みたいなものだ。だから、今日、秋分の日は、”この世とあの世の距離が最も近くなる日”という素朴な信仰が生まれたのだろう(春分の日も同じ)。娑婆世界と冥界のボーダーが曖昧になる日(なんだか『幽遊白書』みたいだ)--そんなことを感じながら一日を過ごそうと思う。

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