切り落としのホウゲン

次郎八(じろはち)さんのところへ養子に入った長五郎は、静岡の清水港に住んでいたから、通称「清水の次郎長」である。赤城山麓の国定村に住んでいた忠治だから「国定忠治」である。ほかにも、通称は面白い。千に一つのことしか本当のことしか言わない長吉のことを「千一(せんいち)の長吉」なんて呼んでしまう。で、今日の会議で、他人の原稿の文章がまだるっこしいと、バッサバッサと文章を切り落としてしまう私のことを、人はいったいどう呼ぶだろう。さながら「切り落としのホウゲン」で、略して「切り芳(ほう)」さんとでも呼ぶだろうか。わははははは。こんな調子でニックネームをつけるとしたら、あなたの通称は如何に?ぎゃはははは。

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