三日見ぬ間の桜かな--住職室バージョン--

年末年始、お寺はお墓参りの方々で賑わう。ご先祖に「今年も一年よろしくお願いします」という素朴な想いからである。その次いでに、本尊さまに「うちの先祖をよろしくお願いします」と手を合わせる。「先祖に守られている自分」「その先祖を守ってくれている仏さま」という二層構造の豊かな心だと思う。玄関でお線香をつけていたり、あがってもらってお話しなければならない人の相手をしているうちにお昼ご飯になった。食べ終えて、どれ住職室でやるべきことをやろうかと中に入ってオドロイタ。「うわっ!暑ッ!」である。私が住職室にいない間もストーブがついていて、室内温度は27.9度、湿度32パーセントになっていた。わはははは。夏である。「三日見ぬ間の桜かな」ならぬ、「3時間、いない間の住職室かな」である。今年もこうして自分で気づかないうちに、自分も周囲もどんどん変化していく一年になるのだろう。なるべく良く変化していく年にしたいと思う。

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