力及ばぬところをなんとか一つ・・・

密蔵院の檀家総参加の護摩法要は明日。神仏に頼らず自分の力だけで生きていくと豪語する人もいるだろう。しかし、多くの人は、自分の力だけですべてがどうにかなるものでないことを知っている。自分では精一杯努力はするけれど、力の及ばなぬところを、人知を越えた自然とか、縁とかナニモノかに少し手伝ってもらおうと考える。その力を護摩札に取り込む。護摩(原語は梵語のホーマ)は「火に木をくべて所願成就を祈る儀式」だ。焚いている坊さんは火を目の前にして、仏様と感応しやすい儀式の一つだと思う。一般の方は後ろからしか見ることができない。お気の毒だと、いつも思う。

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