口を大きく開けて「ア」

今日は葛飾のご詠歌大会の講評役。ご詠歌をやっている方は、お年寄りが多い。唱える自信がないからだと思うのだが、どんな言葉でも、ほとんど同じ口の大きさで唱える方がいる。おそらく自分で聞いていても、発音の明確度は低いだろう。発声練習のような口の開き方をすれば、ご詠歌の曲をおぼえるのが早くなるのは、私は経験上知っている。

だから、デリカシーのない言い方をしてしまうのだろうか。「あ・か・さ・た・な・のア行の言葉を唱える時は、口を大きく開けてみてください。入れ歯が落ちることなんか気にしなくていいんです」--私のこの言葉を聞いて、会場で「失礼ね」という声が聞こえたそうである。今後、入れ歯が落ちる譬えは、封印しよとう思う。「ノドチンコに夕日が差し込むくらい、大きく口を開けてください」ではどうだろうか。・・・ヤッパ、駄目か・・・。

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