我慢して掃かない

「皆さんに黄色いジュウタンを歩いていただこうと、我慢して銀杏の葉を掃くのをやめておきました」
 今日の浪曲の開会の挨拶の冒頭である。
 話の内容は半分ホント、半分ウソである。
 会場の準備でとても、落ち葉掃きをする時間が無かったのだ。

 で、今日も日本人の人情味あふれる解題四つ。

 玉川太福(だいふく)『不破数右衛門~芝居見物~』
 富士琴味『野口英世物語』
 鳳舞衣子『亀甲縞~二代目題十郎物語~』
 東家三楽『小春と軍事探偵』
 曲師 渡辺京子・伊丹明

 ぐははは。どれも面白かった。人情である。痛快である。時々お色気ありである。
 残念なのは、年末ということもあるのだろう。お客さんが四十名弱だったということ。かなり勿体ない企画だと思う。
 来年の六回分のスケジュールも決まったので、もっと宣伝しようと思う。

 浪曲も三味線も、生は空気も音も体で感じることができる。

 写真は、お客さんには見られない舞台袖からのワンショット(わざと三味線にピントを合わせました)。

 師匠たちを駅まで送って、土曜日結婚した「日本一のご両人」がお礼の挨拶に来てくれた。さわやかカップルである。
 用事がなけりゃ、夕飯を一緒に食べたかったところだが、ご詠歌の検定に呼ばれていたので出かけた。
 今日もゆっくり座っている時間は無い一日だった。年末の下旬はイベントごとや会などがでできなくなるので、私が外でやるべきことは、今週が山場である。
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