水戸梅日記

水戸・いばらき

内臓が生みだす心

2008-07-17 | 読んだ本

内臓が生みだす心 (NHKブックス) 内臓が生みだす心 (NHKブックス)
価格:¥ 966(税込)
発売日:2002-08

 

 

 「脳」中心の人間観を見直す本です。

 

 高等生命体は、「腸」にはじまり、

 腸管がエサや生殖の場を求めて体を動かすところに

 「心の源」があるというのが、著者の主張です。

 

 解剖学、発生学、形態学だけでなく

 宗教や物理にも詳しそうな著者の話は

 専門的な部分になると、私にはよくわかりませんでしたが、

 「脳じゃなかったんだ・・・」ということが、

 すとんと腑に落ちてしまった感じです。

 

 (ちなみに、日本には昔から「腹の文化」があって、

 「腹の虫がおさまらない」から「切腹」をしたのだそうです。)

 

 

●「記憶する心臓」という本には

 心臓と肺を移植した患者の心が、

 ドナーの心になってしまった事例が載っている。

 

●腸を大別すると3つに分かれる。

  ①呼吸を扱うのが、「鰓」(えら)の腸 

  ②のど元を過ぎると、消化器官である「腹」(はら)の腸

  ③泌尿・生殖・肛門が、「排」出の腸

  

●生命の本質は、リモデリングであり、

 「腸からの酸素と栄養の吸収」が始まり。

 これは単細胞の原生生物から、

 ずっと受け継がれている。

 

●腸の「吸収能力」こそが、「欲求」であり、

 腸の消化・吸収の能力と好き嫌いが、

 財・名・色・食・睡の五欲の源。

  

●顔は骨格を持った腸管で、

 骨格の外に筋肉が出ている。

 生命は「食と生殖」の二相からなり、

 この二相が顔に集約されている。

 

 健康に生きるための秘訣もありました。

 

 「口呼吸」は万病の元で、

 「鼻呼吸」にすべきだそうです。

 

 その他、冷たいものをとらないとか、

 しっかり睡眠をとるとか・・・。

 

 

Su_2 今日飲んだ「冷酒」。

 (本を読んだばかりですが・・・。)

 

 特別純米酒 

 「垂涎乃的」 

 (すいぜんのまと)

 

 常陸大宮市にある

 「酔富」という酒蔵で作っています。

 

 きりっとしていて、飲みやすかったです。

 

コメント (2)
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