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風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

長嶋さん追悼試合に和真が復帰

2025-08-17 19:03:14 | スポーツ・芸能好き

 昨日の巨人・阪神戦は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打って大々的に行われ、岡本和真をこの日に合わせて102日ぶりに長嶋さんと同じ「四番・サード」で一軍復帰させるなど、阿部監督の、ひいては巨人軍の、並々ならぬ意気込みを感じさせたが、僅か2安打の完封負けを喫した。二塁も踏めない惨敗だった。

 ここぞという時に負けないのが本来の巨人だが、この日は本来の姿からはほど遠かった。残念ながらこれが今の巨人の実力だろう。不動の4番は何とか間に合ったが、打線は4番がいるだけでは機能しない。かつての長嶋監督のように、4番候補をズラリと並べたところで勝てるわけではないのだが(微笑)、打線と言う以上、前後を固める3番や5番、更に1番や2番がしっかり機能して繋がりが出来ないことには4番は活かされない。折角、岡本が戻っても、吉川尚輝は腰痛のため登録を抹消されたままだ。そして何より、昨年の菅野のような絶対エースがいない。

 それにしても、和真がいない巨人は、以前にも書いたように、クリープを入れないコーヒーなんて・・・という(年寄りにしか分からない形容の!?)味気なさであった。私のようなファンより、岡本・本人こそ、長くて辛い道のりだったことだろう。5月6日の同じ阪神戦、同じ東京ドームでの一塁守備で走者と交錯し、左肘を負傷して戦線を離脱してからというもの、慎重なリハビリを経て、今月3日に2軍で実戦復帰したばかりだ。そこからは、私自身もこれほど二軍の試合をウォッチしたことはないほどの二週間だった(笑)。二軍で8試合、一軍昇格の目安とされた20打席をクリアする21度の打席に立ち、二塁打2本を含む5安打2打点を挙げたが、ホームランは出ていない。

 その間、大黒柱を欠いた巨人の4番は、吉川(15試合)、キャベッジ(39試合)、大城卓(1試合)、丸(7試合)、増田陸(7試合)、坂本(5試合)と6人が代役を務める苦しい台所事情で、迫力を欠いた。不動の4番の存在感をこれほど感じたことはない。結果、昨日の試合にも負けて、勝率5割に逆戻りし、首位・阪神とは12ゲーム差に戻してしまった(既に今日の結果も出ていて、岡本には復帰後の初安打が出たが、1-3で敗れた)。不動の4番とエースを欠いて、それでも2位につけていたのは、若手が穴埋めして健闘した結果であり、巨人の選手層の厚さを思わせるが、12ゲーム差はいただけない。

 昨日は、二軍と三軍でも、監督、コーチ、全選手が永久欠番となっている長嶋さんの栄光の背番号「3」のユニフォームを着用して戦い、二軍は西武に完封勝ちし、三軍は慶大とのプロ・アマ交流戦で完封負けした。二軍は選手層の厚さを思わせるが、三軍はご愛嬌か。ペナントレースは残り36試合、逆転優勝は至難でも、せめて来年以降に繋がるような巨人らしさを見せて、ぽっかりと空いた心の空白を埋めて欲しいものだと切に思う。

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