保健福祉の現場から

感じるままに

移動と検査の組み合わせ

2021年07月29日 | Weblog
R3.7.29NHK「飛騨市が帰省する人も含め無料でPCR検査など実施へ」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20210729/3080006736.html)。<以下引用>
<多くの帰省者が見込まれるお盆や夏休みを迎え、飛騨市は新型コロナウイルス対策として、市内在住の市民だけでなく帰省する人も対象に8月からPCR検査などを無料で実施することになりました。飛騨市では、お盆や夏休みで帰省する人が増える時期を迎え、8月1日から9月末までの間、市内の7つの医療機関に補助を行いPCR検査などの自己負担を無料にします。対象になるのは飛騨市民と飛騨市へ帰省する人で、このうち帰省者については市民やその配偶者の2親等以内であることなどが条件です。医療機関には鼻の奥を拭った後13分ほどで結果が分かる機器などが配備され、飛騨市は希望者に対し検査できる数に限りがあるため必ず予約を行ってほしいとしています。飛騨市市民保健課の花岡知己課長は「人の流れを完全に抑えることはできないので帰省者も検査の対象にした。あわせて基本的な感染対策は必ずとってほしい」と話しています。>

移動と検査の組み合わせは、R3.7.21読売新聞「東京などから福岡訪問、空港や駅で無料PCR検査へ…8月末まで「水際対策」」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20210721-OYT1T50070/)、宮崎県「本県と県外との間を往来する方へのPCR検査の支援について」(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/sogoseisaku/covid-19/torikumi/20210622084657.html)、徳島県「【8/22(日)までに徳島県へ帰省予定の方へ】県外からやむを得ず帰省される方は、事前のPCR検査を無料で受けられます。」(https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/5048105/)など自治体行政事業として行われている。R3.3.25産経新聞「PCR検査キットが自動販売機で買える!株式会社東亜産業が、PCR検査キット専用自動販売機の設置を開始!」(https://www.sankei.com/economy/news/210325/prl2103251146-n1.html)、R3.7.8朝日新聞「PCR検査キットの自販機 大村市の食品店設置 県内初」(https://www.asahi.com/articles/ASP776V2HP75TOLB00F.html)が出ているが、新型コロナ検査キットの自動販売機はどれほど普及しているのであろうか。自動販売の検査精度も気になるところかもしれない。スポーツ界では定期的な検査が行われているが、一般社会では限界があるように感じる。例えば、抗原簡易キット(https://plus.fujikon-hd.com/products/list?category_id=29)の利用も十分あり得るように感じるが、検査精度が問われるかもしれない。R3.6.4「新型コロナウイルス感染症(COVID 19)病原体検査の指針(第4版)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000788513.pdf)p12「抗原定性検査は、検体の粘性が高い場合や小児などに偽陽性が生じることが報告」、p17「抗原定性検査で陽性となった場合は必要に応じて核酸検出検査等で確定診断を行い、陰性となった場合でも、濃厚接触者に対しては追加的に核酸検出検査等を実施する」とあるが、偽陽性を防ぐためにも、また、ゲノム検査につなげるためにも、抗原検査(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html#h2_free2)陽性の場合の行政検査としてのPCR検査(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html#h2_free1)を明確に位置付けるべきである。
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