保健福祉の現場から

感じるままに

変異株の継続的臨床評価を

2021年07月29日 | Weblog
R3.7.29NHK「神戸市 インド型変異ウイルス割合56% 25日までの1週間」(https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210729/2000049148.html)。<以下引用>
<神戸市は独自に行っている変異ウイルスの検査で、今月25日までの1週間にインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」に感染した人の割合が56%と、初めて半数を超えたと発表しました。神戸市は、変異した新型コロナウイルスが地域でどれくらい広がっているか実態を調べるため、独自に検査を行っています。直近の、今月19日から25日までの1週間で、市内で新たに感染した人のおよそ3割にあたる71人の検体を調べたところ40人、率にして56.3%がインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」に感染していることが確認されたということです。その前の週の「デルタ株」の割合は27.4%で、「デルタ株」の割合が半数を超えるのは初めてです。神戸市の担当者は、「徐々にデルタ株が関西でも広がっているとみられる。デルタ株は感染力が強いと言われているが、通常の感染対策を徹底することが大切だ」と話しています。>

「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.7.28資料4「新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応」(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000812902.pdf)p8「L452R変異株スクリーニング検査の実施率・陽性率(機械的な試算)時系列」をみると、首都圏で急速にデルタ株の陽性率が高くなっていることがわかるが、p2「感染性、重篤度、ワクチン効果」だけでなく、治療効果の継続的な評価が欠かせない。最新のR3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p11「日本におけるCOVID−19入院患者レジストリ(COVIREGI−JP)の2,638例(2020年7月7日までに登録)の解析によると,患者の年齢中央値は56歳(四分位範囲IQR:40~71歳)であり,半数以上が男性であった(58.9%,1,542/2,619).入院までの中央値は7日,在院日数の中央値が15日,死亡率が7.5%であった.また2,636人のうち酸素投与が不要であった者が62%,酸素投与を要した者が30%,人工呼吸を要した者が9%であった.」と、「COVID-19に関するレジストリ研究」(https://covid-registry.ncgm.go.jp/)の解析が「昨年7月7日登録まで」とかなり古い。
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