保健福祉の現場から

感じるままに

新型コロナの起源

2021年03月31日 | Weblog
R3.3.31NHK「WHO 武漢調査報告書 中国は高く評価も 14か国の政府は懸念」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210331/k10012946601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_070)。<以下引用>
<WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスの発生源などの解明に向けた調査チームの報告書を公表し、ウイルスが中国、武漢の研究所から流出した可能性は極めて低いと結論づけました。この調査を巡り中国が「科学的な精神を称賛する」と高く評価する一方、アメリカなど14か国の政府は「完全なデータやサンプルにアクセスできていない」と懸念を示しています。WHOは30日、新型コロナウイルスの発生源などの解明に向けて、ことし1月から先月にかけて中国、武漢で調査した国際的な調査チームの報告書を公表しました。報告書では、ウイルスがコウモリからウサギなどを介し、ヒトに広がった可能性があるとしたうえで、その起源や発生場所の特定には至らなかったとしています。一方で、アメリカのトランプ前政権が主張した武漢のウイルス研究所からの流出については、安全管理が徹底されていたなどとして可能性は極めて低いと結論づけました。この調査を巡り中国外務省の報道官はコメントを発表し「専門家が示した科学的な精神を称賛する」と高く評価しました。また「中国は武漢での調査が順調に行われるよう必要な協力をしており、このことは中国側の開放的で透明で責任ある態度を示している」としています。一方、日本やアメリカ、イギリスなど14か国の政府は30日、共同声明を出し「国際的な専門家による調査が大幅に遅れ、完全なデータやサンプルにアクセスできなかったことに懸念を表明する」としました。また、ホワイトハウスのサキ報道官は会見で「全体像の一部しか捉えておらず不完全だ」としたうえで、中国について「透明性がなく、十分なデータを提供しておらず協力的だとは言えない」と批判し、中国と欧米などとの評価の違いが鮮明になっています。加藤官房長官「さらなる調査が必要」 加藤官房長官は午前の記者会見で「将来のパンデミックを防ぐためには、迅速で独立した専門家主導の干渉を受けないウイルス起源の評価が不可欠だ。今回の調査は、調査の実施の遅れに加えてデータや検体へのアクセスの欠如といった点を懸念している」と述べました。そのうえで、さらなる調査について「WHOのテドロス事務局長も、今回の調査の分析範囲では十分ではなく、さらなる調査が必要だとの趣旨を述べている。共同声明に参加したWHOのほかの加盟国とも連携を取りながら、WHOで検討されるよう、政府としても働きかけていきたい」と述べました。>

R2.12.3Bloomberg「米国で昨年12月に既にコロナ感染例、震源地巡る論争再燃も」(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-03/QKNW9NT0AFB701?srnd=cojp-v2)では「米国の9つの州で昨年12月13日から今年1月17日にドナーから採取した7389の血液サンプルの調査に基づくもので、うち106サンプルで感染が確認された。」とある。R2.8.3AFP「中国除く初期コロナ感染者、25%超にイタリア渡航歴 研究」(https://www.afpbb.com/articles/-/3296980)、R2.5.24産経新聞「新型ウイルス発生を警告 昨年3月に中国研究チーム、「対策急務」と論文」(https://www.sankei.com/life/photos/200524/lif2005240029-p1.html)、R2.7.6現代「昨年9月すでに武漢で「新型コロナウイルス」防疫演習が行われていた」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73817)なども報じられており、新型コロナの起源は奥が深いのかもしれない。国内では「昨年1~3月の検体からも500検体中、最大2件(0.4%)に陽性反応」(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000630744.pdf)(https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200515/ecb2005151011004-n1.htm)とのことであったが、それなりの医療機関や検診機関、献血などでは通常一定期間、凍結血漿が保存されており、世界規模での凍結血漿の抗体調査などはされるであろうか。R2.6.15日刊ゲンダイ「児玉龍彦氏「21世紀の感染症対策は精密医療で実態把握を」」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468)の「日本や中国、韓国、台湾などの東アジア沿岸部は、過去にコロナファミリーの何らかのウイルスに感染し、免疫を持っている可能性が浮上しています。抗体検査ではまずIgMが出現し、遅れてIgGが現れるというのが免疫学的なイロハなのですが、都内の調査では、最初からIgGが出た検体がほとんど。つまり、すでにコロナファミリーに曝露されている人が多い可能性があるということなのです。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468/7)は驚くにあたらないかもしれない。そういえば、R3.1.27東洋経済「感染力高い変異種の病原性「弱いはずがない訳」 インフル研究の第一人者が見るコロナの先行き」(https://toyokeizai.net/articles/-/407734)の「動物から人に感染を始めたばかりの新型コロナウイルスが、いきなりこれほど人に適合して中国・武漢で見られたような効率のいい感染爆発を起こすとは思えない。どこかで小規模の流行があって、インフルエンザと勘違いして見逃していた可能性もある。少なくとも、武漢の海鮮市場で人への感染が始まったという情報には疑問がある。」(https://toyokeizai.net/articles/-/407734?page=3)は興味深い。
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