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エンシトレルビル(ゾコーバ®)

2024年10月09日 | Weblog
「エンシトレルビル(ゾコーバ®)」(https://med.shionogi.co.jp/disease/infection/covid19/xocova.html)に関して、R6.10.9中医協「医薬品・医療機器等の費用対効果の総合的評価案」(https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001314629.pdf)p2~5「ゾコーバ錠125mg(エンシトレルビル)」に関して、R6.10.9産経「塩野義製薬のコロナ飲み薬「ゾコーバ」薬価引き下げへ 中医協、効果に対し費用高いと判断」(https://www.sankei.com/article/20241009-4TSHV6CM3BMU7NU4QHDVS3UT3A/)と報じられている。「新型コロナウイルス感染症に関する令和6年4月以降の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/00003.html)のR6.3.5「新型コロナウイルス感染症 令和6年4月からの治療薬の費用」(https://www.mhlw.go.jp/content/001219096.pdf)について、R6.6.14共同「新型コロナ治療薬、処方率低下 4月以降の負担増が影響か」(https://www.47news.jp/11058894.html)の「公的支援が終わったことで、ゾコーバの場合、3割負担だと1万5千円程度の支払いが求められるようになった。ラゲブリオとパキロビッドの負担額は3万円近くとさらに高額だ。」の一方で、R6.3.8日刊ゲンダイ「【表付き】4月から新型コロナ治療薬の自己負担21万円の恐れも…受診の比重はむしろインフルが上」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337184)の「インフルエンザの薬代は、たとえば古くからある「タミフル」は5日分で2302円で、そのジェネリックは同1144円。重症化を予防する最新の「ラピアクタ」でも6331円で済む。3割負担は、それぞれ690円、343円、1899円」を比べると、コロナとインフルエンザの治療薬負担額には大きな違いがあり、また、コロナの施設内集団感染では予防投薬ができないであろう。一方で、R6.7.24「新型コロナウイルス感染症治療薬開発の振り返り等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001279161.pdf)p4「一般流通されている新型コロナの抗ウイルス薬の国における保有の取扱いについて⇒不測の事態に備えた保管を継続し、使用期限が到来したものは順次廃棄。」とある。R6.5.25朝日「「活用模索したが…」 国が買った新型コロナ飲み薬8割廃棄の可能性」(https://www.asahi.com/articles/ASS5T22QMS5TUTFL017M.html?iref=pc_apital_top)では「国はゾコーバを2022年11月に100万人分、さらに翌月に100万人分を購入した。このうち、使用するために医療機関に配分されたのは約23万人分(11・5%)にとどまる。ラゲブリオは購入が160万人分で、医療機関への配分は約82万人分(51・3%)。パキロビッドパックは購入が200万人分で、医療機関への配分と不備があった製品との入れ替え分で合わせて約25万人分(12・5%)」とあり、R6.6.24日経「国のコロナ薬、430万人分が未使用 期限切れなら廃棄へ」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA068NV0W4A600C2000000/)では「未使用分の内訳は、ゾコーバは購入した200万人分中約177万人分、ラゲブリオは160万人分中約78万人分、パキロビッドは200万人分中約175万人分だった。現在の1人あたりの薬価をもとに単純計算すると、未使用分は全部で3000億円を超える。」とある。まさか、“貧乏人に投薬するよりも廃棄の方がマシ”というわけではないであろうが...。
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