保健福祉の現場から

感じるままに

孤立出産

2024年03月27日 | Weblog
President連載「孤立出産はだれの「罪」なのか」(https://president.jp/category/c05470)が目に止まった。R5.8.8JBpress「この国で「孤立出産」は増加・深刻化しているのか…データが明らかにする「本当の実態」」(https://gendai.media/articles/-/114057)の「孤立出産という問題は、医療や福祉の「大原則」そのものを問うものなのである。」(https://gendai.media/articles/-/114057?page=7)は貴重な指摘である。R5.6.8朝日「「孤立出産」は近年発見された  追い込まれる女性の背景にあるもの」(https://www.asahi.com/articles/ASR6673NFR63UPQJ003.html)、R5.6.8朝日「「産み捨てた」と批判される孤立出産 女性を追い詰める堕胎罪の存在」(https://www.asahi.com/articles/ASR622HSKR61UPQJ00J.html)は地域保健福祉関係者には認識されているであろうか。R5.5.31朝日「NPOが「無料産院」の取り組み 妊婦健診と出産の費用を肩代わり」(https://www.asahi.com/articles/ASR505TX4R50UTFL00C.html)の「妊娠出産の経済的なハードルに加え、孤立した未受診妊婦を社会的に支援しないと、赤ちゃんの遺棄に追い込まれる事案はなくならない」は全く同感である。R6.3.11毎日「当別の赤ちゃんポスト、間もなく2年 議論かみ合わぬまま /北海道」(https://mainichi.jp/articles/20240311/ddl/k01/040/014000c)で「「子どもが道端に放置されるよりも、誰かが保護して救急車を呼ぶという発想が大事。医療者がいるかどうかを考えていたら設置は進まない。行政は足りないところばかりに目を向けるのでなく、母子のよりどころがあることを歓迎して連携すべきだ」」とある。R5.11.2朝日「慈恵病院への相談減、熊本市窓口は増 「ゆりかご」運用状況検証」(https://www.asahi.com/articles/ASRC16VJ6RC1TLVB00B.html)で「妊娠内密相談センター」(https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=48147)が紹介されているように、公的機関の関与によって、「妊娠内密相談センター」(https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=48147)や「赤ちゃんポスト」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88)の全国的な拡がりが必要かもしれない。そういえば、厚労省「各種統計調査」(https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/toukei/)のR6.3.26「令和4年度地域保健・健康増進事業報告の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/22/index.html)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/c-hoken/22/dl/kekka1.pdf)では「分娩後の妊娠届出」1571(対前年+386)である。ところで、政府の「孤独・孤立対策」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/index.html)では「孤立出産」は念頭に置かれているであろうか。
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