保健福祉の現場から

感じるままに

施設類型変更とV-SYS

2021年03月18日 | Weblog
R3.3.18朝日新聞「ワクチン優先接種、重い精神疾患と知的障害を対象に」(https://www.asahi.com/articles/ASP3L5551P3LULBJ00H.html?iref=com_apitop)。<以下引用>
<新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省の専門家部会は18日、重い精神疾患や知的障害のある人を優先接種の対象に加えることを了承した。感染した場合に死亡や入院のリスクが上がるとされるため。対象は精神疾患で入院中の人や、精神障害者保健福祉手帳や療育手帳を持つ人らとする。厚労省によると、これにより、持病のある人で優先接種の対象となる人は推計約820万人から約210万人増えて約1030万人になるという。優先接種は医療従事者、高齢者、持病がある人・高齢者施設などの職員の順で接種することとなっている。昨年12月の専門家部会では、持病に該当するのは糖尿病やがんなどで通院、入院している患者、BMI(体格指数)が30以上の人とされたが、精神疾患や知的障害は含まれていなかった。しかし、海外の研究で精神疾患や知的障害のある人が新型コロナに感染した場合に死亡や入院のリスクが高まると報告され、国内の関係学会からの要望もあり、対象とすることとした。>

R3.3.17「ワクチン接種円滑化システムにおける施設類型情報の変更について(予告)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000755168.pdf)で、「基本型⇒連携型/サテライト型」「連携型/サテライト型⇒基本型」の変更が拡充され、「運用は医療従事者等向け優先接種については、4月12 日の週に配送される第3弾から、高齢者向け優先接種については、4月26 日の週の配送からの適用を予定」「各連携型接種施設/サテライト型接種施設は、その提携する基本型接種施設をV-SYS上で設定することを不要とする一方で、各連携型接種施設/サテライト型接種施設は、ワクチンの移送を受ける都度、V-SYS上で、配分元の基本型接種施設を入力することとする予定」とある。ワクチン供給見通し(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html)やR3.3.12資料1「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000752530.pdf)p3「超低温冷凍庫の配備」を踏まえると、施設類型変更は弾力的に対応される必要がある。R3.3.12資料1「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000752530.pdf)p43~44「ファイザーのワクチンの配送・保管温度の関係」、p45「厚生労働省が提供する保冷バックを冷蔵移送の途中で開閉する場合の留意点」はしっかり理解しておきたい。なお、個別接種では「新型コロナワクチンの接種を行う医療機関へのお知らせ」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_iryoukikanheno_oshirase.html)の「ワクチン接種円滑化システム(V-SYS)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000750596.pdf)対応が少々気になるところかもしれない。R2.11.6Web医事新報「【識者の眼】「いびつなインフルエンザ流行期の新たなCOVID-19対策事業」相原忠彦」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=15836)の「新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(G-MIS)および新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)に必要な情報の入力が、不慣れな医療機関にとってはとても負担が大きい。」とあったように、システムを通じた随時報告を負担に感じる医療機関が少なくないからである。
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