今日は大和塾の3月例会でした。4月13日(日)に、中日ドラゴンズの前社長、佐藤毅さんを講師に迎え、第8回市民講座を開催することや、機関誌『風』の発刊に向けての原稿依頼などを話し合った。また、たまには親睦を兼ねてどこかへ出かけましょうというので、3月28日(金)に「うだつの町、美濃市」を散策することも決まりました。その後、雑談に入り、いろいろ話し合う中で、若い人たちとのギャップが大きいことが話題になりました。
「若い人たちの価値観や行動様式が理解できない」「すぐにあきらめてしまったり、付き合おうとする気持ちに欠ける」「好きなことには熱中しても、それ以外のことには関心がないばかりか、やらなくてはいけないこともやろうとしない」などなど、若者たちへの批判が相次いだ。その時、一人が「悪いのはみんな私たちと私たちの親なんだよ」と言った。「私たちの親が私たちに何かを伝えていきましたか?私たちが子どもたちに何かを伝えていますか?」。
私たちの親は、戦争ですっかり自信をなくしてしまった。自分たちが大事だと教えられたことが戦後に否定された。だから、親は私たちに伝えるものを失ってしまった。私たちはどうか、私は終戦の時は1歳なので、戦前は全く知らないし、戦後の生活難も何一つ覚えがない。けれども、私たちよりも上の人たちは、「あんな生活はしたくない。子どもには絶対にあんな思いをさせない」という気持ちが強いようだ。私や団塊の世代になると、世界は急速に狭くなったから、欧米並みの生活や文化に憧れ、豊かさこそが目標になっていた。
私たちはまだ価値観を形成できないまま、家庭を持ってしまったから、どのように子どもたちに何を伝えるべきか、不確定だった。だから、子どもたちは親からではなく、豊かな社会に育ってきた自分たちで、新たな価値観や行動様式を作り出してきた。結婚しない子どもが多いのも、結婚が必ずしも魅力ではないし有効でもないからだろう。家庭のあり方もしたがって変わってきた。そのうちには家庭がなくなってしまうのではないかと言う人もいる。
資本主義社会が発展するに従い、労働力が必要になって、山農漁村から多くの人が都会に出てきた。第1次産業労働者は激減し、山も田も海も荒れてしまった。さらに、グローバル化の名の下に企業は外国人労働者を低賃金で受け入れ、また国家公務員が天下り先を作るように民間企業でも古い幹部たちがいつまでも居残り、結局は若者たちの働く先をなくしてきた。若者たちを夢がない連中などと言う前に、そんな社会を作り出してきてしまったのは私たちなのだから、私たち自身が変わらなくてはいけないのだ。
彼はさらに言う。「年金生活の年寄りの選挙権をなくしたほうがいい。年寄りに限ってみんな投票に行くし、現政権を支持するんだから」とは極論だけれど、確かに私たちをはじめとする年寄りの責任は大きいと私も思う。
「若い人たちの価値観や行動様式が理解できない」「すぐにあきらめてしまったり、付き合おうとする気持ちに欠ける」「好きなことには熱中しても、それ以外のことには関心がないばかりか、やらなくてはいけないこともやろうとしない」などなど、若者たちへの批判が相次いだ。その時、一人が「悪いのはみんな私たちと私たちの親なんだよ」と言った。「私たちの親が私たちに何かを伝えていきましたか?私たちが子どもたちに何かを伝えていますか?」。
私たちの親は、戦争ですっかり自信をなくしてしまった。自分たちが大事だと教えられたことが戦後に否定された。だから、親は私たちに伝えるものを失ってしまった。私たちはどうか、私は終戦の時は1歳なので、戦前は全く知らないし、戦後の生活難も何一つ覚えがない。けれども、私たちよりも上の人たちは、「あんな生活はしたくない。子どもには絶対にあんな思いをさせない」という気持ちが強いようだ。私や団塊の世代になると、世界は急速に狭くなったから、欧米並みの生活や文化に憧れ、豊かさこそが目標になっていた。
私たちはまだ価値観を形成できないまま、家庭を持ってしまったから、どのように子どもたちに何を伝えるべきか、不確定だった。だから、子どもたちは親からではなく、豊かな社会に育ってきた自分たちで、新たな価値観や行動様式を作り出してきた。結婚しない子どもが多いのも、結婚が必ずしも魅力ではないし有効でもないからだろう。家庭のあり方もしたがって変わってきた。そのうちには家庭がなくなってしまうのではないかと言う人もいる。
資本主義社会が発展するに従い、労働力が必要になって、山農漁村から多くの人が都会に出てきた。第1次産業労働者は激減し、山も田も海も荒れてしまった。さらに、グローバル化の名の下に企業は外国人労働者を低賃金で受け入れ、また国家公務員が天下り先を作るように民間企業でも古い幹部たちがいつまでも居残り、結局は若者たちの働く先をなくしてきた。若者たちを夢がない連中などと言う前に、そんな社会を作り出してきてしまったのは私たちなのだから、私たち自身が変わらなくてはいけないのだ。
彼はさらに言う。「年金生活の年寄りの選挙権をなくしたほうがいい。年寄りに限ってみんな投票に行くし、現政権を支持するんだから」とは極論だけれど、確かに私たちをはじめとする年寄りの責任は大きいと私も思う。