友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

恋はワクワクドキドキ

2008年02月28日 22時43分24秒 | Weblog
 中学1年の孫娘が学校から帰るなり、ニタニタしている。「どうしたの?何かいいことでもあったの?」と聞くと、「またまた恋心が芽生えちゃった」と言う。「何度目の?」とイヤミで聞いてみる。「4度目かな」とすまして答える。恋というほどのものではなく、単なる好きに過ぎないが、それでも彼女にとっては大変なことだ。「そうですか。よかったですね。今のお気持ちは?」とまた、イヤミで聞くと、「ワクワク、ドキドキってとこかな」と答える。そうね、恋はいつだってワクワクドキドキするものだ。

 先日の3度目の「60歳の集い」の時、私に初恋の話を聞かせてくれた人がいた。高校生の時、ペンフレンドが流行っていたそうで、文通を重ねていた人が初恋の人という。彼女は岐阜で彼の住まいは三重と近いこともあり、二人はデートするようになった。彼の方は医学部に進学し、二人はますます頻繁にデートするようになった。彼は、私のように結婚するまで、手も握れないタイプではなく、彼女とキス以上の行為をしたと、彼女は話す。二人のことが彼の親に知れ、強引に裂かれてしまったそうだ。それでも、結婚するまでこっそりと会っていたそうだ。

 彼女が結婚してこの町に住むようになって、突然彼がやってきて、再び恋の炎が燃えてしまう。彼女はご主人に隠れて逢引を重ねたそうだ。それで、どうなったのか。今の彼女は私と同じくらいの体重がありそうな巨漢のおばあちゃんになっているから、彼女の恋はもう終わっているのだろう。どうして私に昔のきわどい話をしてくれたのかはわからないが、彼女の話が100%事実なら、「私にもこんな素敵な恋の季節があったのよ」と自慢してみたかったのかもしれない。話の多くが彼女の作り話であるなら、恋愛への強い願望が創作の原動力なのだろう。こんな激しい恋がしたかったということだろう。

 孫娘も「これから友だちに相談に行く」と言う。「そうか、じゃあー、あなたも彼女の相談にのってあげなくちゃーね」と言うと、「あの子は好きな子はいないんじゃないかな。私はあの子を絶対に信頼し、あの子は私の命だけど、あの子は私のこと命とは思ってないね」と言う。へえー、それでも恋の相談に行くんだと感心した。女性同士というのはよく身の上の相談をするものなのかもしれない。そう思ったが、いや私も昔からよく恋の相談を受けた。あの子はいいなと思っていても、友人が「実はオレあいつが好きだ」などと言われ、「どうしたらいい?」と聞かれれば、仲介を買って出たりもした。

 恋は相談されるよりも、相談する側の方が楽しいに決まっている。孫娘の4度目の恋はどうなっていくのだろうか。心配でもあり、楽しみでもある。
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