祇園祭は、17日に山鉾巡行を無事に終了。その夕刻から、いよいよ祭りのメイン神事である「神幸祭」が始まります。祇園祭では、山鉾巡行がメインと思われがちですが、それはあくまでも八坂神社のご祭神である素戔嗚尊などを町にお招きするための、いわばお清め。祇園祭の中心は、もちろん素戔嗚尊さまにあるのです。
17日の夕刻18:00、八坂神社の西門、石段下には、神社の3基の大きな神輿が揃って登場。


男衆に担がれた神輿の姿は、何度見ても勇壮、華麗…。まさに京都の神輿です。
3基の神輿は、石段下から、それぞれ別のコースをたどり、21時頃に、四条通、高島屋並びの御旅所へと入り、24日の八坂神社に戻る「還幸祭」まで、多くの人々のごく近くにおられます。
18時に到着したミモロ。すでに神輿の周りには、大勢の見物人。とても近くまで寄れません。そこで東大路通沿いで、こちらにやってくる神輿のひとつ東御座を待つことに。

やっと近くで見られたミモロ。目の前で行われる神輿を高く上げるさし上げに心躍らせます。「ホイット、ホイット」と掛け声をかけたり、拍手をしたり、「やっぱりお神輿って、ワクワクさせるものがあるねー」と神輿好きのミモロの血が騒ぎます。
やがて、東御座の神輿は、新橋通から、三条大橋を渡り、河原町通を経て、御旅所へ。

ほかの神輿も、すべて三条大橋を渡ります。3つの神輿を見るなら、三条大橋付近も狙い目のスポットです。
さて、この日、ミモロは、京都市役所前で神輿を待つことに。
実は、ここでは、「大船鉾」のお囃子が、神輿を迎えるのです。市役所前の広場には、仮設テントが。
「あ、お囃子が聞こえて来たー」

「大船鉾」でちまき授与などのお手伝いをしたミモロ、そこには馴染みの顔が…。

しばらくすると、いよいよ神輿が到着。

市役所の正面で、さし上げなどが行われ、やがて広場中央に。ここでしばしの休憩、担ぎ手の夕ご飯タイムを迎えます。

「ちょっとお神輿に近づいちゃおう…」

でも、ミモロ、お神輿に触ったらダメよ。神輿は、神聖なもの女子は、触らないのが暗黙のルールです。
「お祭りって、女子は、山鉾にも乗れないし、神輿にも触れないのー。なんか差別じゃない?」とミモロはちょっと不満気です。でも、それが伝統…。昔からの決まりごと。つまり「ならぬものは、ならぬものです!」
もちろん今の男女平等の意識では、不条理と思えることも…。でも、それが祭りの伝統文化。昔の人たちが作り上げたものを、守ることも大切。京都の山鉾や神輿だけでなく、全国の伝統の祭りに係わる男たちの姿は、普段見るお父さんやお兄ちゃんとは違い、凛々しくカッコイイもの。それに熱い視線を送り、蔭で支える悦びを女たちは味わっているのです。「ホント、神輿を担いでいるときは、カッコイイよねー」と、女子の声。祭りは、男たちを、かなりカッコよく見せる晴れ舞台なのです。
「あー祇園祭もあとは、『還幸祭』だねー。ちょっとのんびりした気分になれるかも…」。祇園祭が始まってから、ミモロの心は、ザワザワと。「だって、見るものたくさんあるんだもの…ホント、忙しいよねー」と。
さて、祇園祭が始まったころから、ミモロが気になっているものが、もうひとつあります。






もうきっと大きくなって、ママのそばから離れたんじゃなのよ?大丈夫よ、ミモロ、心配しないで…。
いくらなんでも、甘えん坊の子スズメも成長して親元を離れたはず…。

そうはわかっていても、「もう来ないのかなぁ…」今も、朝、スズメの姿を探すミモロです。

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