「明倫小学校」のほぼ向かい側に、一軒のレトロな感じの建物を見つけたミモロ。さっそく「なんのお店かな?」と、中を覗きます。
ここは、オリジナルの手製本のノートのお店「リエノlleno」。
「最近、個性的なノートが少なくなったよねー」と、ノート好きのミモロは、お気に入りを見つけるのに苦労していました。ミモロの場合、書く文字が大きいので、細い罫のノートでは、字がいつもはみ出してしまいます。それに、「書くことが楽しくなるようなノートが欲しい…」と。
店内には、オシャレなイラストがデザインされた、色とりどりのノートが棚にズラリと並んでいます。
どれも、ハードカバーのしっかりとしたつくり。どこかヨーロッパ製のノートを思わせる雰囲気が漂います。
このお店が、山伏山町にできて1年半。以前は、別の場所にあり、開業して4年になるそう。もともとは20年以上、印刷業で、現在のオーナーさんが、その技術を使い、自らデザインし制作したノートのお店としてオープン。
「いろいろな思いや、さまざまな思い出を綴るための美しいノートを…」そんな思いから生まれたお店だそう。
アイボリー色の上質の紙を使い、背を糸でかがったノートは、180度に開き、鉛筆、万年筆、ボールペンなどの書き心地もスムーズ。約2ミリのハードカバーは、しっかりと中のノートを守ります。
サイズも種類がいろいろ。手帳から、日記帳など、その人のニーズに合ったノートが見つかるはず…。
「どれも素敵なデザイン…オシャレな感じがする素敵なノート…どれにしようかな?」
ミモロは、お店中を何度も行ったり来たりしながら、お気に入りのノートを探します。
「うー迷っちゃうー」。いつものようになかなか決められない様子です。
そんなミモロを見ていたお店の方。
「ノートには、お名前を入れたり、お好きなデザインを選べるセミオーダーのものもあるんですよ」と。
「えー、そんなこともできるの?」と、目を輝かせ、興味津々。
「よかったら、セミオーダーのご注文を受ける2階にいらしてください」と。そこでミモロは、トコトコと2階へ。
「階段は、急ですから、気を付けてね」「はーい…ホントだ…結構急勾配…ヨイショ、ヨイショ…」
「わーここもステキ、レトロな感じのお部屋だー」と言いながら、窓へ駆け寄るミモロです。
大きな机の置かれた部屋では、好みの表紙を選んだり、名前やメッセージも入れて、自分だけのノートづくりができます。
文字のスタイルの種類豊富。結婚式の引き出物にしたり、お誕生日や記念日に、思いを込めて特別な方へプレゼントするのにもぴったり。
ノートのほかに、ネーム入りの便箋も作れます。お店には、オリジナルのレターセットも。
「わーネーム入りの便箋って憧れちゃう…大人のお手紙って感じだよねー」
「こういうノートで書くと、楽しいし、文字を丁寧に書こうって気になる…楽しいことや幸せを感じたことをいっぱい書きたいなぁー」と。
最近、パソコンの利用頻度の増加で、めっきり文字を書く機会が減少した生活。漢字を忘れている自分に気づきます。それに文字も、下手に(昔から上手ではありませんが、さらに…)。日記をつける習慣がなくても、ときどき思いを書きたくなることが、そんなとき、こんな美しいノートがあれば…。ずっと何年も、そばに置いておきたいノートです。
*「リエノ」京都市中京区山伏山町536 075-221-4660 12:00~19:00 不定休 交通/四条駅から徒歩5分。室町通蛸薬師西南角 手帳1500円~、一筆箋1300円 セミオーダーのノート2500円~
WEB SHOPもあります。
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