ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園祭の山鉾建てと曳初め。今年も、ミモロは、いろいろな発見を…祇園祭の興味は尽きず

2013-07-15 | 祭事・神事・風習

7月10日から始まった山鉾の組み立て作業。「これが始まると、わー祇園祭だ!って感じがすごーくしてくるのー」と、日に日にミモロのワクワク感は、高まっていきます。

10日からは、長刀鉾、菊水鉾、月鉾などの大型の鉾の鉾建がスタート、それから14日まで、次々に町内の33基の山鉾が、その姿を見せて行きます。

12日にミモロは、町を歩きました。まず訪れたのは、昨年、曳き初めに参加した北観音山と南観音山。

「あ、今日は、まだ建ってない…。そうか、ここの曳き初めは、13日だったんだー」。2つの山が建つ新町通では、まさに山建て作業の真っ最中。組み立ては、すべて縄だけで行われます。
この2つの山の特徴は、屋根に飾られる大きな松の木。
通りには、りっぱな枝振りの松が、横たわっています。
「あ、松ぼっくりが付いてる…」、いつもながら目ざといミモロです。
道路には、枝から落ちた松ぼっくりが…「あのーこれもらってもいいですか?」と、そばにいる町内の法被を着た方に…「あ、どうぞ…」とお許しを頂き、南、北両方の山の松ぼっくりを1つずつ拾ったミモロ。「これ、御守にしよう…」と、嬉しそう。

すでに、長刀鉾や月鉾では、曳き初めは終了。「あーあー…今年は、山鉾の曳き初めに参加できないのかなーションボリ」と、諦めかけていたころ。風に乗って聞こえてくるお囃子の音…「あれ、もしかして…」そう言うないなや、パタパタと下駄を鳴らしながら、音の方向へと走り出しました。美味しい匂いに敏感な鼻だけでなく、さすがいい耳ももつネコのミモロ。
「あ、曳き初めやってるー」どこの鉾かもわからぬまま、人の隙間に入り込み、目の前の綱を引っ張ります。

これぞ、体の小さなミモロの得意技、わずかな人の隙間にスルリ…いつもながら、素早い対応…。
ミモロが、曳いたのは、菊水鉾。今年「ゑびす神と大黒天図」がお披露目され注目を集めています。


鉾の特徴は、屋根の上の高いところに、神様がお祀りされていること。ここも見逃せないポイントです。


「よかったー今年も鉾が曳けてー」と、満足そうなミモロ。「ホント、こんなの初めてー」と、台湾からいらっしゃっているという方。「山鉾って、巡行では女性は曳けないんだよー。曳けるのは、曳き初めの時だけ…だから、ラッキーなのー」と、日本のネコとして、知識を披露。「すごいでしょ!祇園祭ってー」と、鼻を膨らませながら、自慢も。

四条通に出ると、今度は、鶏鉾の曳き初めに出会いました。もちろんすぐさま参加…。みんなで力を合わせて、ヨイショ!

「わー電線にぶつかっちゃう…」四条通。河原町通、御池通など、山鉾巡行のルートの中で、大きな道路は、問題ないのですが、町内の通りは、幅も狭く、電線などに触らないように動くのが大変。でも、それが見どころでもあるんですけど…。

予定停止位置を過ぎた鉾。「また、逆に引っ張るのかな?」と見ていると…。

大きな車輪の下に、数人で、タイミングを合わせ、棒を差し込み、グイっと持ち上げると、スルスルと動き出すではありませんかー。「えーたくさんの人で、引っ張らなくても、割と簡単に動くんだー」というミモロの言葉を耳にしたそばの方が、「そう、短距離なら押すと動くんですよー」。3メートルほどを移動した鉾。ブレーキの大きな木を車輪の下に入れて移動完了、停止。


曳き初めを完了した山鉾は、17日の巡行まで、町内の通りで、訪れる人たちを迎えます。




人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてねーミモロより・・・
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする