蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

昔話。先生嫌いの小学生

2020-02-18 | 思い出
小学校の話、続きが書きたくなった。
クラスの学級委員は、いつも勉強のできるお利口さんが選ばれていた。
真面目な性格。
小学生でも既に性格のベースはできているようだ。

一学期、二学期、三学期と、順々に人物は少しずつレベルダウン。
一学期に選ばれる子、二学期に選ばれる子、三学期に選ばれる子は、だいたい顔ぶれが決まってくる。
男女1名ずつなのだが、いつも休み時間などは先生の周りを囲んでいる子たちが多かった。

わたしは、先生が大の苦手なので、休み時間という黄金のリラックスタイムに、よくまあ先生に近づくなあと、その行動が理解出来なかった。
先生も、生徒も、相思相愛なのだろう、きっと。

成績が良くて真面目。この二本柱。
成績が良くて不真面目な子はいなかった。
成績が悪くて真面目な子はいた。(哀しいかな、わたし)

一学期の学級委員はだいたいT大コース、二学期も似たような医歯薬コース、三学期は国立大コース、みたいなかんじかと。
まるで、塾みたいな割り振り。

まあ、わたしが近寄らないわけが、おわかりかと思う。
勉強が出来ないと、先生にいつも非難されているような気になり、目が合わせられなくて、説教されそうで、先生との間に、バリアを張っている。
学校に教育実習生はしょっちゅう来ていて、生徒は実習生に慣れているが、実習生は一度きりの学生期間研修なので不慣れ。
わたしは、研修実習生にも、バリアを張っていた。
すると、ある実習生である先生の卵に、「なぜ、僕から逃げるの?」と聞かれた。
わたしは、答えなかった。
嫌いだから、なんて言えないし。

小学校前半は素直な普通の子。
後半は可愛げのない小学生ではあったが、わたしは今と身長もあまり変わらず、おませではあった。
高学年にもなると、大人の男性が、まさに子供から女性へと変化していく過程の女子に、好奇心あふれる目で見てきた。
時たま大人に声をかけられたりしたが、それも、なんとも言えなかった。

まあ、それはそれとして、、、

小学校最後の最後に委員をやらされた時は、嫌だった。
不適任、極まりない。
クラスの子たちは皆んな優等生に飽きたのか、気まぐれか、最後ぐらいは規格に収まった成績重視主義から解放されようと思ったのか?
しかも、二位の子と僅差。
選ばれたとは言えない、投票状態だった。
その流れは中学に進んでも引きずっていた。