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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

一人遊びできない小学生孫と二人きりで丸一日

2019-05-28 | 子育て
昨日は、感染症蔓延予防のため、孫の通う小学校が学校閉鎖となった。
で、何も娘からは言ってこないから、どうしようかと迷った。
要請を受けていないのに、あえて、自分から手を挙げるのはどうかと。
孫守りは、黄金の自由時間を奪われる。
が、とりあえず、昨日は空いていたので、一昨日の夜、「明日、在宅です」と伝えた。

孫の反応。
「ばあちゃんち、行って(あげても)いいで」
上から目線。
まあ、わたしもいつも予定が空いているわけではないので、空いている時は積極的に協力しようかという殊勝な姿勢。

朝8時にはピンポーンと鳴って、玄関ドアを開けると、孫の、くりくりお目々。
「あれ?一人?」
娘が時間差出勤をするとかなんとか、聞いていたのに、娘の姿はナシ。
まあいいか、頼られた様子(押し付けられた、、、)

10時のおやつ、昼食、3時のおやつ、夕食、デザート、、、胃袋係はまあ、よいとして。
娘から「食事は手抜きでいいよ」とは言われたものの、真面目に作った。
孫が好きな市販のコーンスープはお代わり何杯も。
お手製のドリアは、一口食べて、「要らない、ばあちゃん、食べて」と。
そりゃないやろ。
「どこが、嫌いなの? ちゃんと説明して」と聞くと、孫は、とても上手に日本語を使い、端的に理由を表現した。
「カボチャの上にトマトが、どろっとかかって、美味しくない」

お手製といっても市販のレトルトドリアをご飯にかけ、ウィンナーソーセージ、ブロッコリー、カボチャ、トマトを乗せ、ゆで卵ととろけるチーズをトッピングして焼いたもの。
カボチャと隣り合わせに配置したトマトが、たまたまカボチャ領域を侵して重なっていたのが、「カボチャの上に、どろっとトマト」の原因か。
一口、カボチャを口にすると、変な顔になり、それ以後は、平面続きのウィンナーに進むこともなく、垂直にドリア部分を掘り起こすこともせず、ピタリとフォークが止まった。

せめて、ドリアの味が嫌い、とかなら納得もするかも知れないが、入り口の所で門前払いとは、いかがなるものか。
しかし、彼の的確な日本語に敗れた。

娘の家では、野菜中心の食事で、お残しは許されない。
娘婿が食事担当で、結構厳しい躾をしているようだ。
しかし、ばーちゃんの家では、ゆるゆるルールとなり、孫にナメられる結果を招くことになるが、まあ仕方ない。
いつの世も、ジジババは、孫には甘い。
孫にしてみると、自分の親には厳しいルール、ばーちゃんは甘いルール、さて、学校生活は?
何重線もの価値観ルールが並行してあるなか、子供たちは、どう調整していくのだろうか。(ひと事だー)


「トランプさん来日してるんよ」と、わたし。
「ばーちゃん、トランプしよう!」
と孫。
意図せず、提案のキッカケを作ってしまった。
ドンジャラや、ゲームも。(娘たちが子供の頃、遊んでいたもの)
ゲームはよいのだが、孫は、自分が有利になる、インチキ、ズル、孫ルールを強引に強要してくるので、わたしは接待に徹することになり、まったく面白くない。
「ばーちゃん、あんたがズルばっかりするから面白くなくて、眠いわ〜」と訴えても「寝たらあかん」と、寝させてくれない。

「ばーちゃん、サッカーしよう!」
「無理!」と抵抗したものの、近くのグランドで日傘をさして、サッカーの相手をした。
変な格好。
そのうち、本気モードになり、日傘を投げ出し真剣勝負に。
サッカーからドッヂボールになり、ハンドボールになっていた。

と、延々、小学生の作文は続いている。
長い長い一日だった。


疲れたけれど、彼は生まれた時から、我が家を行ったり来たり。
片方の親が単身赴任中も、孫宅で協力させていただいた。
初めて話した言葉は、「電車ー」。(電車オタク)
「パン」も。(食いしん坊)
成長するにつれ、少しずつ変化して面白い。
しかし、病気の時に預かる、病児保育のほうが、楽だなあ、と。
元気いっぱいの小学生は、トリセツがあるような、ないような。
お取り扱いが微妙だけど、一日ぐらいなら楽しい。

同居してしっかり孫育てしている人には、本当にアタマが下がる。