へんな洋食屋カフェ

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昼寝から覚めて往年のフランス映画を観る。ヌーベル・バーグの代表作主演アラン・ドロン、モニカ・ビッティの「太陽はひとりぼっち」だ。監督はミケランジェロ・アントニオーニだから本来ならばイタリア映画と謂いたい。モニカ・ビッティという女優もイタリア人である。しかしながらアラン・ドロンが主演だし映像の雰囲気もフィルム・ノアールだからオイラとしてはフランス映画の範疇である。なんという事の無い気だるいストーリーにリズム感の無い映像だがモノクロ画面に漂う雰囲気が日常に気付かずに存在する時間の経過の中に見出だせるから好んで観ている作品だ。しかも、ビデオである。些かデジタル化した映像に切り替えたいので只今はDVDを捜索中でもある。昨日のバザールでも捜索したが、あの類いの映画はDVD販売されなかったか、マニアが中古市場に出していないかに違いない。作品は、本当に気だるい憂鬱な映画だが当時の(60年代)のファッションや車なんかの風俗、フランスの新興住宅の今にも通用するモダニズムが好んで観ている理由
でもある。