へんな洋食屋カフェ

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暇潰しに毎日行ってきたハードディスク二台へのDVDの取り込みも60作品と為った。映画作品は大概は、4.7ギガだが戴いたハードディスクは1テラと２テラだからつまり1テラ(1000ギガ)には余裕を持って180作品は蓄えられるし２テラでは押して知るべしで350作品は入る訳である。しかしながら、保存盤としたい映画はDVD-Rに焼いてある。問題もある。VHSビデオ時代の映画作品をどうするのか？此が又、貴重な作品だったりしてDVDに焼き直したいのだが機械が無くて今は出来ないでいるンだなっ！VHSからDVDにデジタルリマスターされている映画も有るがとうとうデジタル化されないで廃盤の作品だってある訳よ。買うにも買えないのは極少量デジタル化されていた映画は万金以上で売られているからである。又、VHSをDVD化してくれる業者も在るが何しろ高価で一時間当たり1980円とかだから二時間超えの映画ならば5000円位は掛かってしまう。因みに今のところ捜索中のD
VDは「タンゴ・レッスン」「短くも美しく燃え」というマニアックな映画作品だが、読者の方で心当たりのある方は是非とも連絡下さい。

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植木の手入れも、こう暑くては楽ではありませんなっ！朝夕の水やりは元より植物は夏に成長の速度を早めるからボサボサに為ってきた。しかしながら、この伸び盛りに剪定して良いモノかと疑問も生まれる。人間だって動物だって成長盛りを止めるなぁんて事はしない筈。例えば、身に付ける技術や練習や稽古や体力造りなんかはのびのびとした夏にこそ習得出来る訳である。店頭だからこのボサボサ伸び放題が気にかかるのである。植木の幹にはたくさんの蟻さんも這い上がり下りを忙しそうに繰り返しているなっー！剪定をして床屋の如くサッパリさせたら蟻さんだって行き先に困るに違いない。マァ、如何なる用事でああも上下に行ったり来たりしているのかは判らないがオイラの徘徊とは違うであろう。きっととても重要な要件を携えて木登りしている筈だ。剪定して行き先に困れば巣の中の主任や係長や課長(的な上役若しくは年長者)に申し訳が立たないであろう。やはり剪定は秋口を過ぎた頃、蟻さん達の仕事が一段落した時期に行おう。

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とうとう33℃に達した。夏は暑いし蒸すし、虫はたくさん出るしで嫌だなっー！食材管理も大変だし眼鏡ですらも暑いし、だからと言ってこれ以上は脱げないし、脱ぐ時も汗がへばり着いてなかなか脱げないし、良いのは女性の薄着だけかっー！汗疹なんかも出るし蚊は吸血に寄ってくるし、良いのは水風呂くらいなモンである。朝のギター稽古だって指先に汗が出て弦離れが悪いから速いパッセージなんかではかなりモタツクのである。当然、額や首筋には汗を掻くから首巻きタオルである。静寂、幽玄のバッハの曲ですら首巻きタオル、額汗拭きふきですなっ！フラメンコやタンゴの激しい曲ならば暑苦しく弾くのは判るが、何しろ幽玄のバッハなんかは見苦しい首巻きタオル、額汗拭きふきは如何なモノか？先日なんかは額の汗を拭き過ぎて額の皮が擦れて皮が剥けた程である。何の因果か三軒隣の耳鼻科で塗り薬を戴いたが油性なので日中は塗らない様にとの指導を薬局で受けた。何でも油性の塗り薬は「日焼け効果」があるので額が黒く為るとの事らしい。うーん、やはり薬には何
かしらの副作用が有るモンである。紫外線を吸収しやすいのである。とにもかくにも夏は嫌だなっー！

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毎年、夏に為ると必ず仕込む曲がある。名曲「枯葉」である。曲名がこれだから春先から晩夏までの七ヶ月の間は弾かないし弾けない。つまり日常の稽古目録には番外で入れているので３月から９月までは人前では弾かないのである。だが、秋を迎え枯葉の時期に為ればやっぱり弾かずにはいられない名曲なんだなっ！で、その時、その場で意気なり弾くのは些か苦しいので真夏には稽古目録の中に入れている訳である。で、毎年の事なのだが新たなる調で弾くので一からの組み立てを行うのである。去年は確かＥマイナーだったので今回はＤマイナーで編曲する。バラードとブルースとスウィングの三つのリズムでアドリブも適当に加えて編曲している。思い返せば今までもＥマイナー、Ｇマイナー、Ａマイナー、Ｂマイナーと併せる楽器に応じて編曲していたが今年はギターソロである。せいぜい打楽器との併せだから弾き易く、アドリブのし易いＤマイナーにした。実際にはＥマイナー、Ａマイナー、Ｄマイナー辺りがギター一本片付けでは演奏し易いが歌伴なんかでは歌い手のキー(
音程)併せだから結構に弾きづらい調も有りますなっ！強いて述べれば、今は二台のギターを弾くので楽器に応じて音色に合う調で仕込んでいる訳である。

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３時半の１分前に店を出、歩く事20歩、耳鼻科に到着した。受付を済ませ待合室で「紀記」を広げて中待ち合いへ呼ばれるのを待つ。「記紀」とは日本書紀と古事記の二つの歴史書をさします。読み始めて四ページで中待ち合いに呼ばれる。ここで10分経過している。中待ち合いで周囲を見回すと貼り紙「本日は、院長が声が出ませんのでご了承下さい」と書いてある。うーん如何なモノか？格言の「医者の不養生」かも知れないなっー！順番が呼ばれ診察台に斜めに横たわり一言「先生、どーしたの？」すると熱帯夜の中、エアコンかけっぱなし睡眠で喉が痛いとの事であった。耳鼻咽喉科のドクターである。まさに「医者の不養生」だ。しかしながら、なんだか安心したなっー！やっぱり先生だって人間だから不養生も失敗も有る訳ですなっ！人間味があって善い先生である。思えば、以前に通っていた内科のドクターは「沽券に関わるから風邪なんて惹きませんっ！」と断言したっけ。歯医者のドクターなんかは子供達は沽券に関わるから虫歯は有りませんっ！と豪語していたな
っー！本職の賄いとか不養生なんかはしばしば聞く話だが飲食店のオイラ家族なんかは常に商売の余りモンを食べています。住まいの近所の建具屋の家なんかは払い下げや失敗作で造られています。植木屋なんかも払い下げでまるでまとまりの無い庭ですなっ！

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週明けの木曜日の朝、二三日前からの左耳外耳の違和感から二ヶ月振りに隣の隣の隣のつまり三軒隣の耳鼻科へ予約を採る。思い出す事、3ヶ月前に同じ症状から悪化して数回の治療をして戴いたが四五回の治療で善くなり先生は完治とは言わなかったが自己診断でマァ良いだろっ！と通わなく為った訳である。だいたいが三半規管というか、低気圧には敏感で雨降りの数時間前から体調は悪くなる。この大型台風の襲来で当然に気圧はかなり落ちている筈である。で、なぁんか再び外耳道が狭く為っている感じで原因が炎症ならばマズイと耳鼻科の予約を採ったのである。オマケに先月末からオデコの皮膚がカサカサと剥け落ちるので診察もして戴きたい訳ですなっ！耳鼻科と皮膚科は違うのは判るが前回の外耳炎での塗り薬で改善したんだから判らん事は無かろうとオデコも診て貰うつもりでいる。問題は予約時間が午後の３時半なのである。午後の開診は３時だがつまり三人目という事に為るがひとり頭10分の診察でうまく行くかどうかが心配なんだなっ！下手をすると一時間待
ちなぁんて事態も考えられなくも無い。アレはまいるなっー！予約は予めの約束なんだかんねっー！しかしながら、診察には代えられないので行儀良く古代史でも読みながら待つしかないのである。

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起きたのは昼過ぎの２時である。猛烈な暑さで起床し網戸から空を見上げれば大快晴、寒暖計は32℃を差している。今一度、水風呂でさっぱりする。もう今日の1日は半分以上をダラケテ過ごしてしまったという後悔の念にかられるも気温32℃で仕事でもないのに出掛け必要も無いと自宅軟禁を覚悟した。自室ではない台所のCDプレイヤーのスイッチを推す。中身はクラシコのカノン特集のCDで、幽玄なバロック音楽の二楽章ばかりを集めた輪を掛けて幽玄な調べを流す。この台所からの音色が遠くて良いンですなっ！自室や居間のCDでは、サァ聴いてやるぞっ！という姿勢に為るが二部屋先の板の間の廊下を隔てた台所からのはっきりとはしないが何と無く聴こえるバロックの調べ、バッハのサイレント、チマローザ(作曲家です)のシレンシヨ(静かという意味のラテン語)の調べは廊下を燻らす蚊取り線香の煙と共に漂い涼しさまでも届けてくれている。うーん、詩的な表現だなぁ！折角だから廊下の電気、居間の電気も消して聴
いてみる。更なる幽玄である。アイス珈琲が入るグラスの表面の水滴ですら幽玄だ。煙草の紫煙だって幽玄だし、庭の丸刈りにされた紫陽花の残骸も幽玄ですなっ！カノン集の７曲目は幽玄そのもののバッハの「Ｇ線上のアリア」である。うーん、涼しいっ！寒暖計は33℃だが涼しい。８曲目は更にバッハの「チェンバロ協奏曲５の２」だ。思えば先月末からこのＧ線上のアリアとチェンバロ協奏曲５の２を連続して、つまりメドレーで編曲するのに挑戦し昨日には粗方の構成とアドリブが出来ていた訳ですなっ！

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休日、朝から、イヤッ！二日前からの夏日が続いて７時ですら庭の寒暖湿度計は気温27℃、湿度75％である。営業日ならば、気温とか湿度とか雨降りだとかは謂っている場合でもなく支度をして店へ行くのだが、今日は休みなんだよなっ！如何なる用事が有る訳でも無し、無理に嫌々出掛けて喫茶店巡り徘徊にでも為れば大散財だからとしばらくテレビを観て思案する。マァ、７時からこの気温なんだから日中は35℃近くには為ろう。熱中症にでも為ったら大変だし、かといって出歩けば徘徊撮影より喫茶店滞在時間の方が多くなるに違いない。撮影とは言うものの元来、オイラはシャッターボタンを推すのが好きな訳だが折角だからデータカードを入れて折角だから記録記念に残る風景や風俗、消え行く街並み、その途中の残骸(歯抜けのシャッター商店街など)を徘徊兼ねて撮っているのである。昨夜から勿論だが、充電池にタップシ充電はしてあるし持ち歩く機材もCanonの二台と決めてあるし詰め込むバッグも決めてある。しかしながら、朝からの気温2
7℃にへこんだ。特に、Canonの中級機二台で約二キロの重量だから徘徊途中に登り坂なんかを見たら引き返す訳である。で、一旦水風呂へ入り気持ちを整える事にした。うーん、気持ちが良いなっー！体が冷えてさっぱりして畳みにゴロンとしたら寝てしまった。

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「各位」に付いて。オイラは町内の神社、先祖代々のお寺、学びの団体、料理組合など様々な団体に所属しているが先日、所属団体からファクスが届き疑問の念が浮かび上がった。その団体は日頃からメンバーは和を尊び、平等をモットーにするとトップ自らが声を大にして謂っている学びの団体である。ファクスは、オイラを管轄するリーダーからの単なる事務伝達だったが題名「チャリティーバザーについて各位へ」と送信されている。そっかっ！各位という事は各々それぞれの位(くらい)という事なんだなっ！やっぱり上下が存在する訳だなっ！会社なんかならば平から係長、課長、部長と各位が在るのは判る。マァ、メンバーの入会時期に於ける長短もあろう。年齢に於ける長幼の序もちょっとはあろう。だいたいがオイラは皆さんと休日が違うので会合的な集いにはなかなか行けないから「端くれ」呼ばわりもされたりしているが、端くれ自体がメンバーの端っ子に属している訳である。末席を汚しているとも謂えよう。このファクスの問題はトップ宛に是非とも直訴したい
所存である。直訴が切腹モノでもかまわない。つまり、人数が増加すれば人間生活では必ずや序列が産まれ「イジメ問題」が発生するのである。

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大暇潰しに大論客が登場した。常連の大船のご仁である。先ずは古代史対決だが、かなり勉強してきているのでオイラの方が追い詰められる程である。しかしながら、古代史は考古学的に解明されない内は如何なる学者先生だって推測だから我々、素人には無責任で楽しい訳ですなっ！古代史からは発展して文書(古事記・日本書紀・先代旧事紀・竹内文書・東日流外三群史など)の研究をする。更に、派生して三大宗教問題からギリシャ問題にまで話しは移る。まるで、BS放送の放送大学の様相となる。ヌーベル・バーグのフランス映画界の話題、ギリシャ音楽からは遡りバッハまでも論じ総合大学にまで発展してとりとめが無くなり古代史に戻る。論ずる事三時間、話題豊富でしかも学術的話題ばかりだから暇潰し論議と言えども建設的且つ学問的な時間を過ごさせて戴いた訳である。中々あの類いのお客さんはへんな洋食屋カフェには居ないので常連中でも大常連の範疇である。