ランチにギターの先生方々がみえる。教授タイプの先生である。オイラは長年の願いであるアコースティックギター親父バンドを組みたいのだが如何にせよ先生相手に「組みませんか？」とは言えずにいた。その内に店内のオイラのギターを弾き始める。三人が替わり番子に弾いた訳だが、教授タイプの先生方であるのは一目瞭然だった。しかし先生だから巧い事は巧い。お手本通りのキッチリカッチリの演奏である。なんかその後にオイラが暴れ弾きをするのも控えたい雰囲気だなっー！というところに「良い楽器じゃんっ！弾いてみて？」ときた。アーでもないコーでもないと評価されるのも恐れず暴れ弾きを始める。唖然としているのは判る。「そういう弾き方もあるんだっー！」と一言であった。店を出てからアーでもないコーでもないは行われたに違いない。本当はアコースティックギター親父バンドを組みたいのだが再び来店してくれるのだろうか？
実際には、あの朝からの大仕込みにも関わらず雨降りにて来客少なし。何だったのかとは感じながらも、皆無の食材だから一応全てを整えての営業である。食材の入荷の無い仕込みは不可能だが、オイラはメニューに載せてある献立に欠品は嫌なんだなっ！仕込み少なく売り切れは仕方がないが、開店から欠品は赦せない訳である。雨降りにてと言えば、ツイているのだが旅行中は曇り空ながらも降られなかったのは幸運である。今までも旅行で雨降りというのは記憶に無いなっー！雨降りの写真撮影なんかも望んでいるのだが、オイラは休みの天気には恵まれている訳である。こんな調子では今夜も暇が予想されカメラ雑談にらみ合いと「古事記・日本書紀」のにらみ合い、ギター演奏であろう。区別を付けているのは、朝のギターは稽古だが晩のギターは演奏なのである。
連休明けというのは、仕込みに追われかなり切羽詰まる。マァ、完全手作りの洋食屋としては日持ちのする食材というのは肉類くらいだが、仕方がない。スープ、サラダ、ハンバーグ、カニコロ、ライス、トマトソース、スパゲッティ、刻み物とたっぷりの仕込みである。オマケに掃除、伝票と分刻みの早業を駆使しているが未だ終わらず一服である。カニコロなんかは、練り上げてから荒熱をとり、冷蔵庫で冷まし、形成し、パン粉着けをするから述べ二時間は掛かる。その間に、その他諸々をこなして今は9時。10時からはギターの稽古もするので後一時間でハンバーグを練り、カニコロパン粉着けを終わらせる次第である。デイリーランチはどうするか？此の二つの仕込み中に決めて段取りをしなければならない。更に、連休中に配達されたエロDVDのカタログ四冊の検分もしなければならない訳である。で、検分後には早々に捨てる訳だ。此の検分が楽しみでもあるのだが、先日には発注済みなのでそうは興味も薄れパラパラ程度の検分だなっ！