帰宅6時。やはり50キロメートル程度の距離は二時間掛かる。帰りの道中は、相模湾側をひた走る。夕陽の追い掛けである。で、そのまま抜けると逗子~鎌倉と混雑に遇うので逗子のかなり手前で相模湾から遠退き三浦半島縦貫道を神武寺まで抜ける。最近貫かれた道で長いトンネルを幾つもくぐり抜けるちょっと嫌な道である。バイクで遠駆けして徘徊散策して渡し舟に乗り、正に叙情的古典派印画機械持込散歩術を満喫した休日だったが帰り間際には今月限りのプリント屋にフィルムを渡す。で、閉店最後には売れ残りのフィルムを全て買い付ける約束と共にゴミ扱いの空フィルムケースを戴く約束も交わす。又々、其の帰りには来月からのフィルム現像先探しにへんな洋食屋近くの自家現像店に顔を出し話を聞く。ちょっと高い。フィルム一本1260円だから工事ラボの750円からするとオイラの場合年間150本として75000円の差が発生する訳である。思案だなっ!
三崎の港町を散策徘徊し、やつれて寂しく寂れた街並みを撮影し不良漁師のたむろす休憩所で一服していると、浜言葉の荒々しい爺達の採り留めの無い会話が聞こえる。今夜のあばずれスナックの行先の会議である。直ぐ前では、宮崎と八戸からの冷凍マグロ船が水揚げしていて其の数とマグロに取り付く人手に圧倒する。其の後に、やはり目の前の桟橋から出る城ヶ島行きの渡し舟片道200円に乗り込みいざ出航。下船し城ヶ島を徘徊散策して一回り、帰りの桟橋の呼び出しボタンを押すと三崎港から渡し舟が向かえに来てくれる。マァ、向かえが無くば大変な事である。渡し舟からの景色も港の入り江が見えて船でないと見れない風情である。船頭さんが特別にと船首に椅子を設けて座らせてくれ、ちょっと恥ずかしいが景色も船風も最高っ!段々と桟橋に近付くと折り返し客が待っていてオイラは船首マスコット状態で拍手され参った。さてさて、待望だった三崎港町裏通り徘徊、叙情豊富渡し舟乗船で満喫し帰途につくかっ!
まぁまぁ早起きをして9時開店というか、開診という開院に間に合い主治医との会話。本当にただ会話。これで診察料というのもなんなんだからと血圧と脈を測ってもらい1440円。其の足にて国道16号線に駆り、ひたすら南下。三崎には後8キロメートルあるが三浦海岸のマックで昼食だ。今日は、薦められるままにチーズフォンデュのセット680円にした。マァ、いいじゃないかっ!インチキチーズでも。食べ始めると目の前の女子高生一人だがテーブルの上にマックの食べ掛け、勉強道具、携帯、漫画本、手鏡と風呂敷全財産開店中である。何か一つにしろよっ!と思うが、見掛けはいたって真面目な女子高生である。勉強しながら、たまに携帯メールをして、たまに漫画読んで、時々は鏡を覗いて顔を弄ったり髪の毛を弄ったりして忙しい盛りで見応え充分である。