さてさて、次回の譜面起こしは大曲「ラ・クンパルシータ」の予定だが、もう25年間は弾き続けて何回も編曲を繰り返し現時点でやっと譜面起こしと為る。世界で一番カバーされている名曲だからオイラも其なりに熟成を待っていた訳である。圧倒的なリズムとスピードにフラメンコ奏法を多用した爆裂音で聴いてくれる大概のお客さん達の口はあんぐりである。更に、圧倒的なリズムに足を床に打ち聴衆自体も乗ってくれる。ボサノバやジャズなんかでは余程知る方でなければ足踏みはしない。ポピュラーや映画音楽では聞き入るだけ、ラテン全般はチョイ足踏み、クラシコなんかはしんみりである。フラメンコは、ウルサイから滅多に弾かないが要望に因り弾く場合は自作の其の名も「名刺代わり」というブレリア(三拍子系の圧倒的超速爆裂音)で誤魔化す。皆さん、曲は知らないが弦を弾く右指の動きには終始注目凝視釘付けだなっ!オイラは其の様を眺めて楽しんでいる訳だ。
スワッ!景気回復かっ?今週は、雨降り等に関わらずディナーに来客多数で暇と見込んで仕込みも少ないし、譜面起こしの最中だしだが交通事故的な来客だ。昨夜も、譜面起こしの最中で最後の一小節の二拍目に来客、大挙9人である。既に居る常連さんは食事も終わりコーヒーで一服中なので幸いだが大挙9人の注文から調理で馬車馬の如くフライパンを振り回す。マァ、そんなこんなで大挙9人も食事終了となり譜面の最後の一小節に取り掛かる。仕上がれば、日曜日から書き始めて五日間の二ページ譜面である。「セシボン」はフランスの曲で日本語訳では「美味しいっ!」だから、へんな洋食屋での食後の演奏依頼の際にはよく弾いている。更に、エビスビール御飲の方には「第三の男」オマケに食後にコーヒーの方には「コーヒールンバ」も聴いて戴く。手前味噌だが、ギター趣味の醍醐味だし皆さん喜んでくれているなっ!