昨晩から「銀枠漆塗込煙草着火器」の仕上げである研ぎの作業を始めたが、銀枠と漆の面合わせに苦労している。つまり懸念通り銀と漆の硬度が違い過ぎて漆が抉れてしまうのだ。そして漆に艶やかな光沢が出るのかどうか?何と無く不安が漂う。初めての漆だから、どう為るかは未知であったが仕上げが近いと狩られるモノが芽を出した。隙間無くビッシリと塗り込められているので、当たりは美しいのだがあの艶やかな光沢をどうしても出したいのである。今晩も研ぎに専念する訳である。
道中、普段は我店でしか会わず商取引だけしている。八百屋へ立ち寄り挨拶、続いて常連の写真家の写真館へも顔を出してご挨拶。帰りは、京浜急行にて井土ヶ谷まで、駅前のダイソーで細やかな買い物をし出たら雨降りだ。ダイソーでは、以前から探していた女性がお化粧で使うブラシ、それもギャップの付いた携帯ブラシを見付け三個買い溜めした。買えると、受験の長男も帰宅していて手応えを聞いて一安心である。