つまり、その時間が尊く美しい試行錯誤の手作業な訳だっ！オイラも題材をラジオやCD等で見付けたら今可能な限りの音と技術を加えて編曲し、複雑に成り過ぎた題材を今度は効果的に簡略化し表現しやすくしたところで譜面に興します。ジャズの譜面なんて見ると「手抜き」の極限に見えるが、結果としてそうな訳で過程では試行錯誤の連続なのだ。バイクなんかでも今ではコンピュータ制御で複雑極まり無い。だから不思議な不可解な壊れ方をする。オイラは、それを避けてあえて単純明快なクラシコバイクです。しかし造りには手抜きが有りません。
「手抜き」なんて言葉も有るなっ！嫌な言葉だが世の中結構流行っている。もう少し綺麗にすると「要領使い」ですなっ！何れにしても物造りの基本から逸脱している。音楽なんかでも「手抜き」をしたら直ぐ様表れる。稽古の手抜きは一番始めに出てしまうし、演奏での手抜きでは音符の簡略化である。シンプルにする為の簡略化は必要手抜きであるがいわゆる響きに物言わす演奏ではどうしても和音が無いと曲の雰囲気が失われる。結局アレンジを繰り返し成るべくシンプルにするのだが、その過程では無駄と手間との「手探り」が大事である。