11月17日、この日は朝9時から時間を気にしながらの一日となった。
ある高齢者の介護支援の問題で、9時から1時間20分ほどケアマネージャー、ヘルパー、事業所の室長との話し合い、その後、当該の高齢者ご自宅へケアマネージャー、ヘルパーと共に伺い、1時間の話し合い。
その話し合いを通じて、高齢者とケアマネ、ケアマネと地域包括支援センターとのあり方など問題が明らかになってきた。お互いが自分の立場を守ろうとして、高齢者の立場になっての問題解決と支援の方法がかみ合っていない様子。言葉で表現することの方がたやすいのかもしれないが、「高齢者の立場」になっての「こころのケアー」をどのようにしていくことが大切かを考えさせられた。
市役所へ戻る途中に390円の弁当(作りたてで温かい、懐の寂しい状況に有り難い値段)を買って資料に目を通しながらいただく。
午後1時からJR三田駅(2階のキッピィーモールへ通ずるペデストリアンデッキ上)で、中田議員や共産党後援会の方々と共に「TPP交渉参加に、ご一緒に反対の声を挙げていきましょう!」とハンドマイクで訴えながら、チラシ渡し・署名活動を1時間行った。
これまで度々同じ場所でこの取り組みを続けているが、「自分の暮らし」に係る問題として、もっともっと多くの方に関心を持っていただき、ご一緒に「異議あり」の声を挙げていきましょう!
午後4時からは、「住宅リフォーム助成制度」の市議会議長への申入れを三田民主商工会の方々と行い、午後4時30分からは、市長との懇談。
忙しい日程の中、市長は30分の懇談時間をとってくださり、感謝。
この懇談では、三田市内の中小零細業者の組織、三田民主商工会の会長をはじめ、4名の役員さんと中田市議・長尾市議ともども「住宅リフォーム助成制度」の創設により、地元業者の仕事起こしへの支援、それによる市内経済の活性化、さらにその経済効果による市の税収改善へと繋がることを話し合った。
10月28日に、明石市役所、明石の建設業者の方々との懇談を行い、この制度を大きく成功させ、明石市役所が自信を持って取り組み、他市からの視察が絶えないことなどを市長に報告がされた。
それに先立つこの数年間の三田市内の業者の廃業実態など、そのお話は深刻。
僅かな市財政の投資で、11倍以上の経済波及効果を挙げている明石市の内容は、私たち自身も驚くものであり、是非とも市当局におかれても視察をしていただきたい。
今年度から高齢者のバリアフリー事業(65歳以上)を福祉と経済効果の両面から市の事業として取り組み始め、これまでに20件ほどの(実施済みも含め)申し込みがあるとか。しかし、その多くが必ずしも地元業者への発注とはなっていないようで、やはり地元経済への効果が表れる形の「住宅リフォーム助成制度」の実現が急がれる。
今回の市長との懇談の場に、福祉部長や経済・産業に係る室長も同席してくださり、業者の方々による市内業者の実態や明石市の例をしっかりと聞いてくださった。市長をはじめ、明石市への視察を考えていただけるようで、雇用対策(合同面接会をハローワークと共催で今年で3年連続取り組んでいただく)と共に、力を入れていただける市長に大いに期待したい。私たちも議員の立場から、出来ることをしていく。