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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

黄色の花

2025年03月28日 | 
春の花と言えばすぐに桜や梅を思い浮かべるが、黄色の花が意外に多いことに気づく。雪が消えてまだ2週間ほどだが、ミツマタ、マンサク、サンシュユ、スイセン、オウバイなどを矢継ぎ早に見た。これからフクジュソウ、タンポポ、菜の花、レンギョウ、キンポウゲ、チューリップなど思い出深い花々が次々に咲いていく。

山茱萸にけぶるや雨も黄となんぬ 水原秋櫻子

三月も終わりに近づいてきた。新年になってから、あっという間の90日だ。塚本邦雄の『今朝ひらく言葉』に次のような詩の一句がある。「間雲潭影日に悠悠、物換り星移り幾秋をか度りし。」意味するところは、大自然の運行はゆったりととして変わらないのに対し、人の時間は目まぐるしく過ぎる、ということだ。大自然が時に嵐となり、大きな山火事が世界中で発生している。この時代唐詩の時代に比べて自然にも大きな変化が起きつつある。人事や社会はさらに激しく動いている。花を愛でながら、心静かな時間が持てるのは、人生の至福ということができる。
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