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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

里山に雪

2012年11月15日 | 日記


寒気が入って、雨の夜は冷えて、朝ベランダから見える里山に雪が降った。昔から、龍山に雪が3回降ると、いよいよ平地に雪がくると、この地方では言い伝えられてきた。朝の外気は当然のことに冷たい。道路に散った落ち葉を濡らす初しぐれの季節である。

芭蕉の句に

初しぐれ猿も小蓑をほしげなり

去来と凡兆が編纂した蕉門の発句・連歌集である「猿蓑」の最初に掲げられた芭蕉の発句である。普通、発句集では、春から始めるが、いきなり冬の初しぐれを出したところに、この一門の思い切りのよさと面白さがある。

そんな猿の心境も分かるような寒気の到来だ。畑の片付け、春に向けての準備となにかと心さわしない季節だ。

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