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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

スミレ

2025年04月25日 | 
この春は、ここ数年で一番多く桜をみた。山の仲間と言っ田処の花見は圧巻。どこまでも花、花。その記事もブロブに上げなかった理由は、趣味の会の新聞作り。A4見開きを、自宅で記事を書いて、編集、校正してネット印刷。夜、酒を飲みながら3日ほど時間がいる。作業は実質半日だが、頭のなかでアイデアを練る作業が、日常生活をしながらどうしても3日がいる。気づきに必要な時間なのだ。

ベランダの鉢に植えたスミレが増えて鉢にいっぱいにみごとな花を咲かせた。牧野富太郎の小冊子『植物知識』のスミレの項がいろいろと教えてくれる。日本のスミレには百種ほどあるという。変種したものを加えるとそれ以上、スミレの生育に日本に風土は適しているらしい。万葉の時代から親しまれているが、園芸として栽培されていない。野の花として見ることの方が多いようだ。

春の野にすみれ摘みに来し我ぞ野をなつかしみ一夜宿にける 

スミレは宿根草で、冬に葉が枯れても、春になると葉が出て濃紫色の花を咲かせる。ツボスミレは花の形が壺に似ているという説は嘘で、お壺すなわち庭スミレだとしている。この坪スミレの歌も万葉集にあり記載されている。

山ぶきの咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨にさかりなりけり
コメント
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