常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

秋の雲

2015年10月05日 | 日記


秋が深まるにつれて、空を見上げることが多くなったような気がする。天気が変わりやすいからつい空を見たくなるし、空の青い色や、雲の美しさに見とれてしまうこともある。雲を見ていると、いつか雑念がなくなって、たった一人で雲に対しているような気になる。

空に一片秋の雲行く見る一人 夏目 漱石

その日によって雲の種類も違う。「綿雲は晴れの兆し」「羊雲が出たら翌日は雨」「巻雲が出ると風か雨」など雲で天気を予想するのは、古くから行われてきた観天望気である。人工衛星が打ち上げられて、天気予報の精度は格段に高くなったが、雲で明日の天気を占うのは、まだまだ廃れそうにない。
コメント
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