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「バイオ素材百花繚乱10~やわらか&バリア&ストレッチャブル」

2016-09-07 07:21:37 | セミナー

PETボトルでビール&ワインを楽しむ時代になりました。

"未来へのバイオ技術"勉強会「バイオ素材百花繚乱10~やわらか&バリア&ストレッチャブル」
やわらかさ、バリア性、伸縮性等を極めた素材の開発と応用例について、3題の講演をいただきます。

2016年9月13日(火) 14:00~17:00 終了後、交流会あり
会場 (一財)バイオインダストリー協会
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会 
協力・協賛 (公社)日本生物工学会、(公社)日本農芸化学会、(一社)日本繊維機械学会、(一社)日本食品包装協会
(協賛学会・団体の会員様は無料です)

14:10~15:00 生体情報計測ウェア用フィルム状ストレッチ性導電素材「COCOMI(心美)」
石丸 園子 氏(東洋紡(株) 総合研究所 コーポレート研究所 快適性工学センター 部長) 演者らは、ストレッチャブル銀ペーストからなる高い導電性を有するフィルム状の導電素材で、スマートセンシングウェア®を実現するための電極・配線材料としてCOCOMI®を開発した。容易に生地に積層でき、厚さが約0.3ミリと薄くてやわらかく、伸縮性に優れ着心地も自然であり、熱圧着で簡単に貼り付けられるため、デザイン性も高い。本講演では、COCOMI®の特長と心電図計測事例を紹介する。   

15:00~15:50 ハイヒールで踏んでも壊れないストレッチャブルなカーボンナノチューブトランジスタ
関口 貴子 氏((国研)産業技術総合研究所 ナノチューブ実用化研究センター CNT用途チーム 主任研究員) 金属や酸化物のような硬い材料を一切使わず、ナノサイズの「単層カーボンナノチューブ」とシリコンゴムやイオンゲルなどの柔らかい炭素系材料を組み合わせたトランジスタ(半導体素子)を開発した。すべての部材が一体化して変形するため、曲げ伸ばしや圧縮はもちろん、ハイヒールで踏んでも壊れない耐久性を誇る。入院患者向けの衣料や介護ロボットの皮膚などへの応用が期待されている。

16:00~16:50 DLCコーティング技術によるガスバリア性PETボトルの開発と実用化
加藤 克哉氏(キリン(株) R&D本部 パッケージング技術研究所)
PETボトルは、その利便性とリサイクル特性により、水やお茶、ジュースなどの飲料用として幅広く利用されているが、びんや缶に比べて気体を透過しすい弱点がある。そのため、PETボトルは酸素に敏感なビールやワインの保存には適さないとされてきた。しかし、DLC(Diamond-Like Carbon)コーティング技術により、一般的なPETボトルに比べて、酸素で約10倍、炭酸ガスで約7倍のバリア性を有するハイバリアペットボトルを開発し、メルシャンのワインやキリンビールの宅配サービス「キリンブルワリーオーナーズクラブ」用のビール容器として実用化した。

詳しくは https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/002242.html

をご覧ください。

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