なりたいじぶんになる (旧30代後半女子・TGP込みの日記)

結婚2年目で3回目の人工授精で妊娠!2014年に長女出産。2018年、2回目の体外受精で次女出産。アラフォー母の日記。

はなちゃんのみそ汁で号泣

2015-10-31 22:01:43 | 娘1才7ヶ月
新幹線で移動するにあたり、これは本いるだろと思い、今回の帰省初日に本屋へ。

ずっと読みたいと思っていた「はなちゃんのみそ汁」が、目にとまった。文庫本で、帯には、広末涼子がお母さん役で映画化されるということが書いてあったので、余計に興味がわいた。

でも、涙もろいわたしは、きっとこれを読んだら泣くだろう、新幹線で泣くのはちょっと、という気持ちがよぎったが、でも読みたいし、こんな機会がないと読めないかもと思ったので購入。

そして、今日の移動で読み終えたのだが、予想通り、まあ号泣。
新幹線では隣に人が座っていたし、電車では隣も向かいにも人が座っていたが、我慢できなかった。


ガンと診断されてからはなちゃんを授かった主人公。自分があまり長くないことを知り、幼い子に何が残せるのかと考え、生き抜く力をいろいろと教えていく。

食べることは生きること。
本の中には、食べることの大切さがたくさんちりばめられていて、自分もいろいろと考えさせられた。

そして、わたしも、おそらく娘より先に死んでいくと思うが、そんな娘に何を残せるだろうか、なんて考えてみたりもした。 

月並みだが、健康であることがどれほど幸せか、また、何気ない日常がどれほど幸せであるか、そんなシンプルなことも教えられた本だった。


いろいろと考えることが多い本なので、これから先、何回も読み返すと思う。ただし一人の空間で。




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数年ぶりに一人で新幹線に乗った日

2015-10-31 21:26:10 | 娘1才7ヶ月
今日は、2~3年ぶりに、大学時代にいちばん仲の良かった友達に会いに、関西まで一人で行ってきた。

ずっとずっと会いたくて、やっとこの日を迎えられたので感無量。昨晩も興奮していつもより寝つきが悪かった。

また、友達に会えるというのもそうだが、一人で新幹線に乗ってどこかへでかけることができるという、今となってはとても貴重な経験ができるというのも、寝つきを悪くした原因と思われる。


で、ちょっと話はずれるが、昨日、「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」というDVDを見た。
見るのは2~3回目だと思われる。 その中で、真木よう子扮するまいちゃんが、妊娠して大きくなったお腹を触りながら「一人では何にも決められなくなった」とさみしそうに言った。 そして、その後、それに対し、柴崎コウ扮するすーちゃんは「まいちゃんは幸せそうに見えたよ」とメールで返信する、というようなシーンがあった。

そして、ちょうど、自分の今も、一人では何も決められなくなったけど、それはそれで幸せだなと思った。

どういうことかというと、独身時代なら、どこかへ行きたいと思ったら、自分の都合だけで行けたが、娘を授かった今は、だんなさん、両親、もしくは義両親、もしくは一時保育、さらに娘の都合を調整し、やっと自分の行きたい所へいけるという、いくつものステップを乗り越える必要があるが、でも、そうやって、自分に協力してくれる人がいる幸せを感じることなんて、独身時代にはあまりなかったし、そうやっていろんなステップを超えたからこそ、実現できた時の喜びはひとしおなので、そういう点で幸せということ。


新幹線と電車を乗り継いで、無事友達と会えた。
その子には、5歳と1歳の男の子がいて、1歳の男の子は脳性まひと診断されている。今回会うのが初めてだったし、脳性まひに関しての知識なんてゼロなので、ちょっと緊張というかドキドキした。

駅まで友達と上の子が車で迎えに来てくれていて、友達のお宅へおじゃました。
1歳の男の子は、赤ちゃんみたいにちっちゃかったので、正直、最初は驚いたが、でも、赤ちゃんみたいに可愛くわらってくれたり、指しゃぶりしたり、よだれがたれたりしていたのを見て、純粋にかわいいと思った。

下の子は、経口摂取もできるのだが、胃ろうの手術もしたらしく、その部分を普通に見せてくれた。
部屋には、下の子のお世話に使う、病院で見るような器具などがいろいろと置いてあり、これがここのおうちの日常の姿なんだなあと思った。
でも、お兄ちゃんの書いた絵や、おもちゃなどもたくさんあり、全体的に見て、暖かい印象を受けた。

脳性まひと診断されるまで、結構長くかかったみたいで、そのころはもやもやしていたんだと友達は、普通の世間話をするかのような感じで話していた。それを見て、あ~、友達は、現状をしっかりと受け入れているんだなというのがよくわかった。

もともとしっかりしていた子なのだが、さらに強さもプラスされているように感じた。
また、笑顔も相変わらずいい感じだったし。

お兄ちゃんといろいろ遊んだり、話したのだが、保育園でいちばん仲良しの子は誰かと聞いてみた。すると、「う~ん、(弟の名前)ちゃん」と答えたのを聞き、友達もお兄ちゃんもいる前だったが、感動して思わずないてしまった。

普段、おかあさんは弟にかかりっきりで、本当ならやきもちを焼いてしまうはずだろうに、そうではなく、いちばんの仲の良い友達だという認識なことにびっくり。 友達もそれを一緒に聞いていたので、驚きつつも嬉しそうだった。


今回は、ただ友達のおうちに行き、話をするという目標のためだけに行ったので、おうち以外にはどこもいかなかった。 娘を両親にあずけてきているが、お風呂は自分が入れてあげないといけなかったので、おうちに滞在できたのは4時間弱。 4時間と聞くと長いが、実際はあっという間。


思い切って会いに行って良かった。置かれた場所でしっかりと咲いている友達を見て、自分もそうありたいと思った。


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