昨日は長女の幼稚園で、年中さんの縄跳び大会があり、見に行ってきた。
年中さんになってから幼稚園で縄跳びに取り組むようになり、長女も頑張ってきた。
年末頃に長女が前跳びをしているのを見たが、はっきり言ってヘタクソだった。
元々運動神経は良くないので、まあこんなもんだろうと思ってみていたが、それ以降も、たまに家で練習するようになり、それをみていると、少しずつ上手くなってきたので驚いた。
子供って一生懸命で、こうやって少しずつ上手くなってきて成長がめまぐるしくて素晴らしいなあと、我が子の姿を見ながら思った。
で、昨日の縄跳び大会。
「きんちょうするー。でもチャンピオンになりたい!」と、そんな上手くはないけど、負けず嫌いな長女はそんなことを言っていた。
縄跳び大会は、前跳び、後ろ跳び、あやとび、けんけん跳びなど、全部で8種目くらいあり、それぞれの跳び方を男女別に行い、一番多く跳べた人がその種目のチャンピオンになる。
さらに、ひとつの種目でチャンピオンになった子は、それ以降の種目にはエントリーできないので、一人の子が、種目をいくつか制覇するということはない。
大会の前に、その跳び方を先生にチェックしてもらい、合格がもらえた種目にのみエントリーできる仕組みなので、長女は、8種目中、2種目にのみ出場していた。
で、大会スタート。
難しい跳び方の部門は、出場している子が一人の場合もあった。
出場している子はそれぞれに一生懸命だし、出ていない子も、出ている子らを一生懸命に応援していた。
みんなチャンピオンになりたいのだが、もちろんなれない子の方が多いので、中には悔しくて泣いている子もチラホラ。
そんな子を、先生が抱きしめてあげていたのを見て、目頭があつくなった。
で、いよいよ長女の出場する種目の番がきた。
長女の近くに陣取り、応援体制。
最初に少し練習の時間があり、その時はとても調子良さそうだった。
で、本番スタート。と思ったら、一度も跳べぬままひっかかってしまった。
泣くかなと思って心配してみていたが泣かず。ひっかかった子は、すぐにその場に座らないといけないので、パッと潔く座っていた。
中には引っかかっても、再度、跳ぼうとする子もいたし。
練習では調子良かったので、さぞかし悔しいだろうと思い、長女に同情した。
で、もうひとつ種目の順番がきた。
今度は何回か跳べますように、と祈る気持ちで見ていたら、20回くらい跳べていた。
これは、家で練習してた時よりも多いのでびっくり。
その種目のチャンピオンは、100回くらい跳べていたので、長女は足元にも及ばないが、それでも母としてはうれしかった。
そして最後に表彰式。チャンピオンの子達はとても嬉しそうだった。
で、ふと長女を見ると、その時に泣いている女の子がいて、その子の近くに移動していて、何か話している様子。
で、ずっとその子のそばに座っていた。
慰めているのかもしれない。
で、帰宅した時に、まずは一生懸命に縄跳びを頑張っていたことを褒めた。
また、すぐに引っかかって悔しかっただろうけど泣かずに我慢したことも褒めた。
「くやしかったけど、なくのはがまんしたの」と言ってた。
そして、20回も跳べていたのはすごいと伝えた。
他人と比較すると大したことはないが、以前の長女と比べるとかなりの進歩。それはあなたが頑張って練習したからだよと伝えた。
子供には、結果もまあ大事かもしれないが、それに至るまでの過程ももっと大事なんだということを伝えていきたいと思うので。
そして、最後に、友達が泣いていたのを慰めていたのかと聞いてみた。
するとやはりそうだったみたい。その子は、チャンピオンになれなくて悔しかったそう。
で、何か言ってあげたのかと聞いたら、「ねんちょうさんになったらまたたいかいがあるから、そのときにがんばったらいいよ」と言ってあげたらしい。
感動。
ただただ感動した。
その日で一番感動した。
運動神経は良くはないが、こんなに優しい子に育ってくれている。そっちの方が何倍も嬉しい。
縄跳びを頑張ったご褒美と、泣いている子を慰めてあげていたことに感動したので、普段は幼稚園から帰宅後に、習い事以外で出かけることはないが、この日は、何かご褒美をあげたいと強くおもい、長女、次女の3人で、ショッピングモールへ行き、ガチャガチャをさせてあげ、ドーナツとジュースを飲んで帰ってきた。
長女もご機嫌、わたしもご機嫌、ステキな日になった。
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