狸喰うモノ牛愛でるモノ

虐待放置、インチキ優先のやり方を信用出来るわけねーだろ

パキスタンについて

2009-10-19 20:17:00 | Weblog
偏見の
積もった末の
対立の
終えるべき時
常に眼前

アメリカという国は面白い。
中央が二つある。
一つが必要社会の中央で、もう一つが詐欺社会の中央。
そしてどっちもが、自分達が世界で唯一の中央だと信じている。

さて、パキスタンについて。
パキスタンは宗教紛争から生まれた国である。
建国からインドとの対立があったわけで、それがそのままパキスタンの歴史になっていると。
人口が一桁違う国との、国境を接しての対立。
パキスタンが負けなかった理由の一つがインドの側にパキスタンを支配するメリットが
無かったからだろうが、もう一つ挙げるとするとインドに纏まりが無かったから。
逆に言うとパキスタンの側には纏まりがあった。 戦争の為の纏まり。
つまりパキスタンはこれまで、軍国体制にあったことになる。

軍国体制の悪い点はあちこちで指摘されていて今更書き足す事は無いかもしれないが、
その状態では内政問題は蔑ろにされる。
本来なら増産、防災、医療、教育などに振り向けられるべき人的資源が
対立へとかり出される。
それが逆に人的資源発掘の必要性となり、過去に女性の地位向上に繋がった例もあったが
農地よりも戦車、地方よりも中央、前線は踏み台、という構図は固定化され、
娯楽の更新が滞る。

社会は娯楽により点検される。
自由度が低いと暗喩、高いとギャグマンガなど、その中間で政治ジョーク。
点検されない社会は少しずつ歪んでいく。

だがそれもおそらく、もうすぐ終わるだろう。
インドが発展しだした。
このまま行くとパキスタンは取り残され、妄執に囚われた野蛮地となるか、
別の国に隷属する形で追いかけるか、あるいは乾坤一擲に出て滅ぶか。
もちろん正常化し、普通に追走する方法はある。
対立を止めればいい。

だがどうやったら対立を止められるか。
やはり双方が少しずつ圧力を下げていくのが穏当と見る。
パキスタン人にとって妄執化の未来は暗黒のはずであり、
インドにとっても好ましくはないはず。
適当な中立国が介在すれば、少しずつ圧力を下げる方向に進むのは
必ずしも困難ではないはずと思うが。

カシミール紛争については、現状がどうなっているかを両国が国民に伝え、
妄執国家化、紛争化の未来と現状追認と、どっちがいいか問い続ける必要があると見る。
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