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アラフは扇動者、教育を知らない

素人投機について

2009-12-20 08:44:45 | Weblog
ストローで
中の液体
吸い上げる
程なくコップ
空っぽになる

国家がするべき事を私は、飯屋のテーブルにおかれた急須にお湯を注ぐことに例える。
足りていない急須に継ぎ足す。 その繰り返し。
別の考えもある。
国家がするべき事は一人一人のコップにお茶を注いで回ることだという考え。
後者の考えを実行に移すと何が起こるか。
行き渡らなくなる。
声の大きい人のコップに注ぐ、という行動を繰り返すだけになる。
ではこれはどうか。
毎回全員のコップに注いで回るのだ。
これなら時間はかかるが注がれない人は居なくなるはずだ。
これがベストだと考える人も多いだろう。
消費は義務だと捉えるとこうした財政は、最初の一回を除き愚行だという結論が出る。
飲まない人、飲みたくない人にお茶を強要する形となっていく。
一時間に一回しか注がれない状況下で多くの人は、飲みたくなくても胃に流し込む
という行動を取るだろう。

さて素人投機について。
中産階級が大きくなった社会でお金を持っている層はどこになるか
というと、当然中産階級であるとなる。
金を持った大衆である。
相場の変動という要素がここでどの様に働いているか、単純化して考えてみる。

最初、投資者が買う。
次に大衆が買う。
その後投資者が売る。
そして大衆が売る。
最初に戻る。

ここに高い安いを入れるとこうなる。
最初、投資者が安値で買う。 価格が上がる。
次に大衆が高値で買う。 価格が上がる。
その後投資者が高値で売る。 価格が下がる。
そして大衆が安値で売る。 価格が下がる。
最初に戻る。

ここに煽動を挟んでみる。
最初、投資者が安値で買う。 価格が上がる。
大衆を買えと煽る。
次に大衆が高値で買う。 価格が上がる。
その後投資者が高値で売る。 価格が下がる。
大衆を売れと煽る。
そして大衆が安値で売る。 価格が下がる。
最初に戻る。

投機市場において大衆行動は吸い上げ対象となるわけだ。
大衆に落とされた金は詐欺者に集まって終わる。
マス・ドレイン・サイクルとでも呼ぶか。

もちろん金持ちが大金を持っていても同様のことは起こりうる。
だが馬鹿に多く注ぐということが詐欺人種に金を吸わせる結果に繋がりやすい、
詐欺傾向の強い人種ほど馬鹿に金を、労働判断権を握らせようとする、
そういう傾向があるだろうことは推測出来る。

ではどうあるべきか。
簡単だ。
国が必要を満たし、そこから先馬鹿は貧乏で良い。
大衆が毎日食える国、貧乏人が死なない社会、そこまで出来れば充分。
政治が大衆の欲を満たそうとする必要は無い。
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